ビジネス・実用

CFO最先端を行く経営管理

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定価:2,860円(税込) 送料について

発行日:2020-04-17
A5判/228頁
ISBN:978-4-502-34131-1

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紹介文

CFOは、経理部門の延長線上ではなく、全ての機能の上位に位置づけられる。会計・財務以上に、FP&A(Financial Planning & Analysis)が経営支援の大きな要因になってくる。

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CFO最先端を行く経営管理 米田 隆(早稲田大学研究院教授)さんのコメント (2020/07/09)
旬刊経理情報2020年7月20日号 inほんmation欄より

著者のお1人である昆政彦氏には早稲田大学ビジネススクールにおいて客員教授として日頃ご活躍いただいている。その昆氏から「新著に書評を」とのご依頼があり、快諾し早速送られてきた本書を手に取ると、ペンを片手に一気に読了した。以下、本のサマリーというよりは、どのような方になぜ読んでいただきたいのか、書評の形で共有したい。
まず本書は経営に携わるすべての人にとってマネジメントシステムを構築するための提案書として読むことができる。著者はいずれもCFOとして長い実績があり、かつグローバルに事業展開する企業での豊富な経験を持つ実務家であり論客だ。
また、いずれも経営トップ層を担ってきただけあり、著者の語り口からCool Head(財務の論理の世界)とWarm Head(組織を動かす情の世界)の心地よいバランスを感じる。
本書はそのキーコンセプトであるFP&A(Financial Planning & Analysis)を、単にCEOを「計画的戦略」の実行で支援するものと位置づけるだけでなく、企業内外のデータを同時に共有することで事業現場との対話を深め、「創発的戦略」の構築を可能にする新たなマネジメント・コントロール・システムとして提案している。
こうしたシステムが求められるのも、国内経済が成熟化し、高度成長がもたらしてくれた「成長という失敗ののりしろ」がなくなり、日本企業の外部環境変化への脆弱性が構造的に高まっているからだ。
そのうえ、経済のデジタル化とグローバル化が急速に進展したため、経営の不確実性は一層深まっている。もはや静学的な「計画的戦略」だけに依存する企業経営は限界にきており、「創発的戦略」の立案と実行の並走が求められている。FP&Aの経営における今日的意義もまさにここにあるというのが著者の主張だ。
本書の特徴の1つとして、15にも及ぶ豊富な事例研究を指摘したい。たとえば、予算立案交渉において提案する側の事業部は未達が評価に直結することから保守的すぎる予算を組みがちである。
これに対し、経営陣は具体的基準を示すことなく上乗せ数値目標を強制するといった弊害がわが国においても起こりがちとなっている。こうした組織上の課題に対しても、本書はGEやGoogleなど有益な事例を提供している。
また今後、財務・戦略・組織開発の3分野で活躍する若い世代の方々が著者のキャリアの軌跡を共有する形で読めば、本書を自身のキャリア開発に役立てることができるだろう。成功した年長者だからこそ、自らの苦しい体験も含め、他者と率直に共有する余裕が生まれるからだ。惜しみなく自らの知識や経験を伝えようとする著者の熱い思いを行間に感じ取ることができ、おおいに共感した。
戦略・財務・組織開発に興味のある方はぜひ本書を手にとっていただき、ペンを片手に自分の考えを整理し、自らの実務を振り返る思考訓練の場としていただきたい。
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