電機産業の発展プロセス―競争力を高める企業戦略

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永池 克明

定価(紙 版):3,520円(税込)

発行日:2007/03/22
A5判 / 326頁
ISBN:978-4-502-39050-0

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本の紹介
電機産業は内外市場の熾烈な競争のなかでグローバル競争にも打ち勝つ企業戦略をどのように獲得してきたのか。競争戦略、イノベーション、戦略的提携、産業政策との関係などを総合的に考察。

目次


電機産業の発展プロセス
目次

 はしがき

 序 章
  1 本書の目的
  2 先行研究と仮説
  3 本書の構成

第1章■ 戦後の企業環境とわが国電機産業の経営戦略
 1 戦後日本経済の推移と電機産業
 2 戦後のわが国電機産業の発展
 3 まとめ

第2章■ わが国電機メーカーの発展と経営戦略
      (事例研究:東芝の発展と経営戦略)
 1 東芝の沿革と概要
 2 1940年代:終戦直後の混乱期
 3 1950年代〜1964年:高度成長下の積極拡大経営
 4 1965年以降〜:経営改革と再積極拡大戦略
 5 1970年代:PPMに基づく選択経営
 6 1980年代前半:技術力強化と国際化戦略
 7 80年代後半:混迷からの回復・拡大へ
 8 90年代前半の経営戦略:情報化とグローバル化戦略
 9 97年度後半〜2004年度:大競争時代の経営改革
 10 2005年度以降:攻めの経営による成長への回帰

第3章■ 競争戦略・イノベーション戦略とわが国電機産業
 1 企業における競争戦略
 2 日米家電戦争と米国民生用電機産業の衰退
 3 日本企業の強みと同質的競争
 4 イノベーション戦略とその特徴
 5 わが国電機産業のイノベーション戦略
 6 破壊的イノベーションとコモディティ化のディレンマ

第4章■ わが国電機産業の国際化
 1 電機産業の国際化・グローバル化のステップ
    (東芝の事例を中心に)
 2 事例研究:東芝ノートブック・パソコンの国際戦略
 3 日・中・アジア企業の国際工程間分業ネットワークの構築

第5章■ わが国電機産業と戦略的提携
 1 戦略的提携について
 2 わが国電機産業の問題点
 3 わが国電機産業の経営変革
 4 戦略的提携の重要性増大の背景
 5 戦略的提携のメリットと動機
 6 戦略的提携の形態的分類
 7 最近の電機業界の戦略的提携
 8 東アジア・中国における国際戦略提携
 9 まとめ

第6章■ わが国の産業政策と電機産業
 1 はじめに
 2 戦後の産業政策の変遷
 3 代表的産業政策の方法
 4 研究開発のケース(官民研究開発PJ)
 5 日本の産業政策の評価(年代的側面)
 6 日本の産業政策の経験からいえること

第7章■ わが国電機産業の再生戦略
 1 経営改革の背景
 2 わが国電機産業の課題
 3 わが国電機企業の経営改革
 4 分社化(カンパニー制,持株会社制)
 5 電機産業におけるカンパニー制度導入事例と経営改革
 6 わが国電機産業のKFS(Key Factors for Success)
 7 日本の電機産業再編による「グローバル・トップワン」について
 8 まとめ(電機産業のあるべき姿)

 注  記

 参考文献

 索  引


著者プロフィール 永池 克明(ながいけ かつあき)
1944年 長崎県島原市に生まれる
1967年 山口大学経済学部経済学科卒業
2005年 中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了
      博士(総合政策)
1967年 東京芝浦電気株式会社(現株式会社東芝)入社
1976年 ドイツ・キール大学世界経済研究所留学
以後, 東芝アメリカ情報システム社副社長,アジア総括事務所企画
支援部長,総合企画部担当部長,参与(経営トップ特別補佐)等を歴任
2003年 九州大学大学院経済学研究院教授
2005年 同大学アジア総合政策センター教授(兼務)現在に至る。

著 書
『グループ経営戦略』(共著)東京経済情報出版,2002年
『現代経営戦略の潮流と課題』(共著)中央大学出版部,2004年,
その他


























著者紹介

永池 克明(ながいけ かつあき)