銀行交渉のための「リレバン」の理解

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中村 中

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2014/05/27
A5判 / 242頁
ISBN:978-4-502-10511-1

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本の紹介
銀行交渉や経営改善計画作成時に必要なリレーションシップバンキング(地域密着型金融)の知識・理解を第一人者が解説。経営力強化支援法によって誕生した認定支援機関の必携テキスト!

目次


銀行交渉のための「リレバン」の理解
目次

 はじめに

第1章 リレーションシップバンキング再登場の背景
 1 中小企業金融円滑化法の影響
  ⑴ 何故,金融機関はこのように多くの返済猶予を行うことに
     なったのか
 2 金融機関の不良債権の現実と対策
 3 行政による返済猶予解決策の提案
  ⑴ 政策パッケージ
  ⑵ 中小企業経営力強化支援法
 4 たかがリレバン,されどリレバン
  ⑴ 返済猶予先には金融機関の従来の審査基準は通用しない
  ⑵ エリア審査
  ⑶ たかがリレバン,されどリレバン
  ⑷ 複数行調整
  ⑸ リレバンへの収れん
 5 リレーションシップバンキングこそ,地域金融機関のプリンシプル
   (行動原則)
  ⑴ 返済猶予件数の増加でリレーションシップバンキングが
     経営戦略の主流に
  ⑵ 「リレーションシップバンキングの機能強化に向けて」の報告

第2章 リレーションシップバンキングの再学習
 1 リレーションシップバンキングの機能強化に向けて
   (平成15年3月27日・金融審議会 金融分科会 第二部会)
  【金融再生プログラムの一環として】
  【リレバンのメリット】
  【貸出金利の引下げにつながるリレバン】
  【メインバンク制をめぐって】
  【中小企業も情報開示が必須】
  【地域金融機関が行う,中小企業の定性要因分析】
  【借り手側から見たリレバンの課題】
  【金融機関にとっても大きなコスト】
  【金融機関を悩ます「情報の非対称性」と「逆選択」の問題】
  【認定支援機関が行う「コンサルティング」とは】
  【経営者の個人保証を求めない流れ】
  【取引金融機関の独占的地位による弊害:ホールドアップ問題】
  【銀行借入れのエクイティ化:資本性借入金の積極的運用】
  【ABL(動産・売掛金担保融資)の積極的活用】
  【地域金融機関の経営基盤強化】
  【借り手もチェックしたい金融機関のガバナンス情報】
  【バンクミーティング時に役立つ,地域金融機関の立場の把握】
  【地域金融機関の不良債権処理】
  【今後の経済動向に対応するために】
  【果たして,初期リレバンの効果は?】
 2 「リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクション
   プログラム」と機能強化計画
  ⑴ アクションプログラムと機能強化計画
  ⑵ リレーションシップバンキングの機能強化計画
  ⑶ 「リレーションシップバンキングの機能強化に向けて」報告と
     機能強化計画の重要性
  ⑷ 地域金融機関が提出した「機能強化計画」に対する金融庁の
     不満
 3 リレバンⅡ/119
 4 地域密着型金融の取組みについての評価と今後の対応について
    ―地域の情報集積を活用した持続可能なビジネスモデルの
    確立を―
  【リレバンの「平常時対応」がようやく始まる】
  【認定支援機関等会計のプロによる中小企業支援へ】
  【地域の専門家の支援が必要】
  【認定支援機関による経営改善計画の作成】
  【地域の情報集積を活用した持続可能なビジネスモデルの確立を】
  【衰退期企業の分類とその再生手法】
  【成熟期企業への経営改善支援】
  【成熟期企業における事業承継・M&A等】
  【借り手の負担感が少ない担保を検討】
  【スコアリングモデル融資の活用】
  【地域のリーダーとしての,金融機関の役割】
  【リレバン推進に力点を】
  【地域金融機関の内部統制】
  【リレバンの延長線上にある解決するべき問題】

第3章 銀行交渉に役立つリレーションシップバンキングの考え方
 1 リレーションシップバンキングを生かす中小企業と金融機関の
   情報開示
  ⑴ 中小企業や金融機関の情報開示の必要性
  ⑵ リレバンでは金融機関は中小企業に敢えて情報開示を
     求めないはずではなかったか?
  ⑶ 最近の中堅・中小企業の情報開示
  ⑷ 文書による情報開示
  ⑸ 金融機関が求める中小企業の情報開示の具体的な文書
 2 情報開示としての経営改善計画
  ⑴ 金融機関が求める経営改善計画作成のプロセス
  ⑵ 金融機関向けの種々の経営改善計画
  ⑶ ライフステージと経営改善計画
  ⑷ 認定支援機関の事業の補助金申請に関する経営改善計画書
     フォーム
  ⑸ 認定支援機関の報酬のメルクマールになる経営改善計画書
     フォーム
 3 経営改善計画作成後の銀行交渉術
  ⑴ 経営改善計画作成後の簡易型銀行交渉術
  ⑵ 返済猶予先の返済交渉には金融機関審査部門の決定権限を
     知る必要がある
  ⑶ 経営改善計画書の数値根拠を説明することによる交渉
  ⑷ 経営改善計画から算出した返済財源で超長期返済になって
     しまう時の交渉

 ■巻末資料
   中小企業庁2013年12月13日公表・経営改善計画書のサンプル
   【原則版】

 おわりに


著者プロフィール 中村 中(なかむら なか)
1950年生まれ。
三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)入社後,本部融資部,営業本部,支店部,岩本町・東長崎支店長,福岡支店副支店長等を歴任,関連会社取締役。
2001年,㈱ファインビット設立。
同社代表取締役社長。
週刊「東洋経済」の選んだ「著名コンサルタント15人」の1人。
中小企業金融に関する講演多数。
中小企業診断士,資金調達コンサルタント。

著書:
『リレーションシップバンキング』
『ここまで変わる中小企業の銀行活用法』
『貿易電子化で変わる中小企業の海外進出』(中央経済社),
『中小企業再生への経営改善計画』
『中小企業再生への改善計画・銀行交渉術』
『中小企業再生への認定支援機関の活動マニュアル』(ぎょうせい),
『中小企業経営者のための銀行交渉術』
『中小企業経営者のための格付けアップ作戦』
『中小企業金融円滑化法対応新資金調達術』(TKC出版),
『融資円滑説明術』(銀行研修社),
『信用を落とさずに返済猶予を勝ち取る法』(ダイヤモンド社)他多数。






















著者紹介

中村 中(なかむら なか)