英国の新会計制度―在英日系企業におけるIFRSベースの決算実務

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KPMG/あずさ監査法人
三浦 洋 監修
江澤 修司

定価(紙 版):2,860円(税込)

発行日:2014/04/22
A5判 / 224頁
ISBN:978-4-502-09530-6

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本の紹介
在英日系企業を主な対象として、2015年より導入される英国の新しい会計制度について解説します。決算書作成や新基準導入のためのプロジェクトなど、実務上の対応も詳解。

目次


英国の新会計制度
在英日系企業におけるIFRSベースの決算実務
目次

 はじめに

序章 英国会計の基礎
 Ⅰ 日系企業にとっての英国
 Ⅱ 英国決算制度の概要
 Ⅲ 本書の対象と構成
 Ⅳ 本書における用語等の取扱い

第1章 英国会計制度の概要
 Ⅰ 市場報告規則と会社法の会計制度
  ⑴ 欧州連合(EU)の会計規制
  ⑵ 英国市場の会計規制
  ⑶ 英国会社法の決算制度
 Ⅱ 英国会計の基本理念と英国会計基準
  ⑴ 「真実かつ公正な概観」
  ⑵ 会計基準の設定主体
  ⑶ 英国会計基準
 Ⅲ 関連規制の紹介
  ⑴ 法人税制(課税所得計算)
  ⑵ 配当規制

第2章 会社法決算書の作成と法定監査
 Ⅰ 本章の目的
 Ⅱ 法定決算書の作成
  ⑴ 会社法における会社規模分類
  ⑵ 会社の決算期
  ⑶ 法定決算書の作成
  ⑷ 財務報告フレームワーク
  ⑸ 決算書の提出期限と罰則
  ⑹ カンパニーズハウス(英国の会社登記所)について
 Ⅲ 連結財務諸表の作成と免除
  ⑴ 連結財務諸表の作成義務
  ⑵ 連結財務諸表作成の免除
  ⑶ 在英日系企業における連結財務諸表の作成状況
 Ⅳ 英国の法定監査制度
  ⑴ 制度の概要
  ⑵ 会計監査人の選任と退任
  ⑶ 法定監査の免除
  ⑷ 英国監査の一巡
  ⑸ 英国監査の特徴

第3章 新しい英国会計制度
 Ⅰ 本章の目的
 Ⅱ 改正の経緯と新基準の狙い
  ⑴ 改正経緯
  ⑵ 新基準制定の目的
 Ⅲ 3つの新しい会計基準
 Ⅳ 英国企業が適用する会計基準(FRS 100)
 Ⅴ 開示減免規定(FRS 101/FRS 102)
  ⑴ 適用要件及び減免内容
  ⑵ 適用上の留意点
 Ⅵ FRS102
  ⑴ FRS102の概要
  ⑵ 日英会計制度の新旧比較
 Ⅶ 適用基準選択のデシジョンツリ
 Ⅷ  会社法における財務報告フレームワークと「首尾一貫性ルール」
  ⑴ 財務報告フレームワーク
  ⑵ 首尾一貫性ルール
 Ⅸ 新基準の適用時期
 Ⅹ 新会計基準の初度適用
  ⑴ 開始財政状態計算書の作成開示
  ⑵ 経過措置の内容
  ⑶ IFRS適用会社がFRS101を適用する場合
 Ⅺ FRS101に対するIFRSからの修正
  ⑴ 概 要
  ⑵ IFRSからの修正内容

第4章 適用会計基準の選択実務(IFRS/FRS101/FRS102)
 Ⅰ 本章の目的
 Ⅱ 主要な会計基準差異(新旧基準比較)
  ⑴ 金融商品・外貨換算
  ⑵ リース
  ⑶ 従業員給付
  ⑷ 法人所得税
  ⑸ 企業結合
  ⑹ のれん
  ⑺ 投資不動産
  ⑻ その他
 Ⅲ FRS102/IFRS選択上のポイント
 Ⅳ 英国グループ企業における適用基準の選択実務
  ⑴ はじめに
  ⑵ 設 例
  ⑶ 適用基準の選択肢
  ⑷ 実務上の論点と解決策

第5章 新基準導入プロジェクト
 Ⅰ 本章の目的
 Ⅱ 新基準導入プロジェクトにおける検討事項
  ⑴ はじめに
  ⑵ 決定事項1:プロジェクトの期間
  ⑶ 決定事項2:プロジェクトの規模
  ⑷ 決定事項3:プロジェクトの範囲
  ⑸ 決定事項4:新英国会計制度下における特有の決定事項
 Ⅲ 新基準導入プロジェクトの作業フェーズ
 Ⅳ インパクトアセスメントとプロジェクト計画の策定
    (第1段階─計画フェーズ)
  ⑴ 新基準導入の影響
  ⑵ インパクトアセスメントの必要性と内容
  ⑶ インパクトアセスメントの実施対象と実施時期
  ⑷ プロジェクト計画策定上の留意点
 Ⅴ 新基準導入プロジェクトの展開
    (第2段階─設計フェーズ/第3段階─導入フェーズ)
  ⑴ プロジェクトの工程概要
  ⑵ 第2段階─設計フェーズ
  ⑶ 第3段階─導入フェーズ
  ⑷ 移行プロジェクト成功のポイント
 Ⅵ 日本親会社のIFRSプロジェクトとの連携
  ⑴ はじめに
  ⑵ 日英間の重点協議事項
  ⑶ 英国会社におけるプロジェクト実施上の留意点
  ⑷ 英国会社のプロジェクト先行型(逆展開)

第6章 在英日系企業の決算上の留意点
 Ⅰ 本章の目的
  ⑴ はじめに
  ⑵ 親会社向けグループ・レポーティングと法定決算
 Ⅱ 決算の効率性向上
  ⑴ はじめに
  ⑵ グループ・レポーティングと法定決算の手法の再検討
  ⑶ 英国法定決算会社数の削減
  ⑷ 法定決算の実施時期
 Ⅲ 決算の品質管理
  ⑴ はじめに
  ⑵ 決算手続及び会計処理ルールの再確認
  ⑶ 評価手続が必要となる事項の事前検討
  ⑷ 通例でない複雑な処理の文書化
  ⑸ 財務報告プロセスの見直し
  ⑹ 決算業務における協力体制の確立

 付録1 実務に有用なWEBリンク
 付録2 新旧UK GAAPの一覧
 付録3 EU版IFRSの基準書一覧

 主要参考文献

 索  引



著者プロフィール ◆編者紹介◆
KPMG
KPMGは,監査,税務,アドバイザリーサービスを提供するプロフェッショナルファームのグローバルネットワークです。
世界155ヵ国のメンバーファームに約155,000名のプロフェッショナルを擁し,サービスを提供しています。KPMGネットワークに属する独立した個々のメンバーファームは,スイスの組織体であるKPMG International Cooperative( “KPMG International”)に加盟しています。
KPMGの各メンバーファームは,法律上独立した別の組織体です。

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著者紹介

KPMG/あずさ監査法人(けーぴーえむじー/あずさかんさほうじん)

三浦 洋(みうら ひろし)

江澤 修司(えざわ しゅうじ)