ビジネス・実用

経営者報酬の実務―実効的なガバナンスの構築からグローバル展開まで

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定価:5,500円(税込) 送料について

発行日:2018-11-19
A5判/480頁
ISBN:978-4-502-28451-9

紹介文

報酬委員会の運営、株式報酬などのインセンティブ設計、報酬水準の検討、グローバル幹部対応などの実務を幅広くカバー。現場で得た知見を盛り込み、具体的に解説した決定版。

報酬委員会の運営、株式報酬などのインセンティブ設計、
報酬水準の検討、グローバル幹部対応などの実務を幅広くカバー。
現場で得た知見を盛り込み、具体的に解説した決定版。


ウイリス・タワーズワトソン
櫛笥隆亮、萩原良太、宮川正康、小川直人、小西真木子、森田純夫、井野遥、村田百合香


●目次●

序章 各部・各章のテーマと趣旨
第1部 日本企業における経営者報酬ガバナンスの構築
第1章 報酬(諮問)委員会の設置・運営
第2章 中長期インセンティブの設計
第3章 報酬水準の妥当性担保
第2部 経営者報酬ガバナンスのグローバル展開
第4章 外国人エグゼクティブの本体役員就任の実務
第5章 海外企業買収時の経営者報酬
第6章 グローバル報酬ポリシーの導入に向けた課題
第3部 先進的な経営者報酬ガバナンスからの示唆
第7章 米英における経営者報酬ガバナンスの現況
第8章 金融業における経営者報酬ガバナンスの現況

評価

1件の評価があります。

経営者報酬の実務 伊藤邦雄(一橋大学特任教授)さんのコメント (2019/02/07)
旬刊経理情報2019年2月20日号inほんmation欄より

コーポレート・ガバナンス改革が進むなか、その一環として役員報酬の問題が注目されるようになった。とりわけ、日産自動車㈱のカルロス・ゴーン元会長の高額報酬、有価証券報告書虚偽記載の問題などがクローズアップされたこともあり、その動きに拍車がかかった。
そうしたなか、まことに時宜を得た書籍が公刊された。本書は、組織や人事などのコンサルティングを手がけ、とりわけ経営者報酬に関するグローバルな専門的知見を有するウイリス・タワーズワトソンに所属する専門家によって執筆されたものである。
同社が提供する経営者報酬に関するデータベースはつとに有名であり、自社の経営者報酬の決定にそれを活用している会社は多い。本書には、この分野に造詣の深い専門家の知見が豊富に盛り込まれており、企業の実務に大いに資するものと確信する。
ややもすれば、おカネのことを言い出しにくい雰囲気もあるわが国では、役員報酬をめぐっては過去を踏襲した「お手盛り」実務が多くみられた。しかし、ガバナンス改革を通して企業価値の持続的成長が喫緊の課題となっているわが国では、そうした過去と決別して株主・投資家視点で報酬制度を見直し、透明性の向上と攻めのガバナンスに基づくインセンティブとして経営者報酬を捉えることが求められている。
とりわけ、急速に進む日本企業のグローバル化がこうした現状に揺らぎを与え、変革を余儀なくしている。海外企業のM&Aを契機として、海外人材がグループ内に入ってきており、かつ買収企業の経営陣には日本型とは異なる報酬制度を認めざるを得ないケースが増えている。
また、海外企業との熾烈な競争に直面しており、競争戦略の面からも、外国籍の有能な経営陣(経営人材)を獲得しなければならない状況にある。報酬は、数値化し比較できる重要な指標であるため、経営の中核に位置づけられるべきテーマなのである。
本書の特徴は、第1に経営者報酬実務をめぐるさまざまな論点が広範に取り上げられており、かつ実証的で有用なデータが満載されていることである。
第2は、極めて実践的に著述されているため、読者にとっては自社の役員報酬制度にスムーズに取り入れることが可能なことである。ただその際、決して押しつけ的規範論に陥ることなく、公平で抑制的なトーンで論じられていることに好感が持てる。それは「変化の文脈やベクトルを理解する」ことに目配りされているためである。
第3は、日本だけでなくグローバルな視点で論述されていることである。経営者報酬が「日本的」に固執することを避ける意味でも、こうした視点が必要である。
最後は、「先進的」な経営者報酬ガバナンスという観点から、米国と英国の最新の規制や制度が詳細に紹介されていることである。この点は、制度設計者にとって大いに参考となろう。
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