消費税改正の要点とシステム対応―経過措置の理解と業務プロセス別の対応策

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岩谷 誠治

定価(紙 版):2,860円(税込)

発行日:2013/06/04
A5判 / 236頁
ISBN:978-4-502-07270-3

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本の紹介
消費税率改正にともなう経過措置の内容を、具体的な事例と最新の個別通達をもとに解説。また、会計システムと消費税の関係を知るために、業務プロセスごとの留意点を図解で示す。

目次


消費税改正の要点とシステム対応
経過措置の理解と業務プロセス別の対応策
目次

第I章 消費税の基本
 1 消費税の概要
  1 消費税の仕組み
  2 納税義務者
  3 課税期間 ……ほか
 2 仕入税額控除
  1 仕入税額控除の基本的な考え方・6
  2 課税売上割合
  3 仕入税額控除の方法 ……ほか
 3 公益法人等における消費税申告
  1 公益法人等における特例
  2 特定収入に係る仕入税額控除の調整計算

第II章 消費税法改正の歴史
 1 なぜ消費税法の歴史を学ぶのか
  1 ITシステム運用の現状
  2 消費税法の特徴
  3 他の会計制度との関係
 2 消費税の導入から現在まで
  1 消費税改正の歴史
  2 消費税の導入
 3 消費税率改正(平成9年度改正)
  1 改正の経緯
  2 消費税率の改正 3%から5%へ
  3 今回の税率改正との関係 ……ほか
 4 総額表示の導入(平成16年度改正)
  1 改正の経緯
  2 免税範囲の見直し
  3 総額表示の導入 ……ほか
 5 95%ルールの改正(平成23年度改正)
  1 改正の概要
  2 95%ルールの見直し
  3 今回の税率改正への影響
 6 内部統制規制の導入
  1 内部統制監査制度とは
  2 ITシステムと内部統制規制の関係
  3 今回の税率改正への影響

第III章 会計システムと消費税計算
 1 会計システムにおける消費税計算
  1 消費税における申告業務
  2 会計システムの全体像
 2 取引から消費税申告書までのデータの流れ
  1 取引発生から申告書までの流れ
  2 消費税区分の設定方法(手動と自動)
 3 消費税計算における端数処理
  1 原則法と積上法
  2 平成16年度改正以前の扱い
  3 平成16年度の改正 ……ほか
 4 消費税における帳簿要件
  1 会計帳簿とは
  2 帳簿組織
  3 監査証跡 ……ほか

第IV章 消費税改正の概要とシステム対応
 1 消費税率の改正
  1 平成23年 消費税改正法の成立
  2 消費税改正法の構成
  3 税率の改正 ……ほか
 2 その他の改正事項
  1 特定新規設立法人の免税不適用
  2 自主的中間申告制度
 3 経過措置の扱い
  1 経過措置の原則
  2 旅客運賃,入場料金等
  3 電気,水道,電話料金 ……ほか
 4 システム対応手順
  1 消費税率対応にあたっての留意点
  2 システム対応の手順

第V章 個別会計システムへの影響と留意点
 1 一般会計システム
  1 消費税区分の見直し
  2 経過措置への対応
 2 販売管理システム
  1 価格マスター変更への対応
  2 契約日のインターフェイス
  3 価格表示の検討 ……ほか
 3 購買管理システム
  1 個別対応方式への対応
  2 棚卸資産の複数税率対応
  3 値引き,返品への対応 ……ほか
 4 固定資産管理システム
  1 契約日のインターフェイス
  2 用途区分の設定
  3 リース資産の扱い ……ほか
 5 経費管理システム
  1 経理管理システムの特徴
  2 旅客代金の経過措置への対応
  3 電気代,通信費の経過措置 ……ほか
 6 人事給与システム
  1 給与システムにおける消費税
  2 通勤手当,出張手当
  3 報酬支払における源泉所得税と消費税

第VI章 今後の会計制度改正
 1 消費税の改正動向
  1 複数税率の導入
  2 インボイス方式の概要
  3 売上税におけるインボイス方式 ……ほか
 2 IFRSの動向
  1 わが国におけるIFRSの現状
  2 IFRSが会計システムに与える影響
  3 IFRSによる収益認識基準とITシステムへの影響 ……ほか

 ■ 参考文献

 ■資料編

  資料1 消費税 個別通達
   「平成26年4月1日以後に行われる資産の譲渡等に適用される
    消費税率等に関する経過措置の取扱いについて」
  資料2 消費税 Q&A
   「平成26年4月1日以後に行われる資産の譲渡等に適用される
    消費税率等に関する経過措置の取扱いQ&A」


著者プロフィール 岩谷 誠治(いわたに せいじ)
㈱会計意識 代表取締役
公認会計士,システム監査技術者
早稲田大学理工学部卒業。
㈱資生堂を経て朝日監査法人(現あずさ監査法人)に入社。
1994年公認会計士登録。
その後,アーサーアンダーセンビジネスコンサルティングを経て,
2001年に独立,岩谷誠治公認会計士事務所を開設。
現在は,㈱会計意識代表取締役として会計知識のビジネスへの応用を指導。
日経ビジネススクール,みずほセミナー講師も務める。

著書
『収益認識プロセスと会計の接点』
『SEのための会計の教科書』(中央経済社),
『儲けにつながる「会計の公式」』『国語 算数 理科 しごと』(日本経済新聞出版社),
『早い話,会計なんてこれだけですよ!』『会計の基本』(日本実業出版社)などがある。






















著者紹介

岩谷 誠治(いわたに せいじ)