会計

日本基準・IFRS対応不動産取引の会計実務

定価:4,950円(税込) 送料について

発行日:2020-06-03
A5判/416頁
ISBN:978-4-502-34111-3

紹介文

不動産を買う・借りる・貸す・借りて貸す・売る・売って借りるという取引毎に日本基準とIFRSでの会計処理・開示を解説。リースの取扱いを詳説すると共にIFRS初度適用にも言及。

評価

1件の評価があります。

旬刊経理情報2020年9月20日特大号 inほんmation欄より 井上 和幸(三菱地所㈱ 経理部長)さんのコメント (2020/09/09)
「不動産」はどれも唯一無二であり、その1つひとつが表情を異にし、だからこそビジネスでの可能性も無限大である。それゆえに、不動産を取り巻く実業の世界では日々さまざまな工夫をもって新しい取引が発生しており、こういった取引を緻密に追いかけていく会計実務の世界でも、基礎を押さえたうえで最新の会計実務まで熟知している者はそう多くはない。
われわれ不動産の現場で働く実務家のなかでも、「不動産取引の会計実
務」を完全にマスターし使い熟せるまでになるには相当な時間を要する。
一方で、近年は不動産会社の社員ならずとも、およそ「不動産」に関す
る実務に携わらない会社はほとんどないのではないか。オフィスビル・
店舗の賃借、不要となった施設の売却、余剰スペースの賃貸、本社社屋
の建設等、事業会社で起こり得る不動産取引を挙げると枚挙に暇がない。そういったことからも、不動産会社に限らず多くの企業において、
会計実務に携わる者が不動産取引の会計実務をマスターする意味は大き
い。
本書「日本基準・I F R S 対応 不動産取引の会計実務」は、不動産の典型的な会計処理を不動産の6つの取引パターン(買う・借りる・貸す・借りて貸す・売る・売って借りる)からそれぞれ解説することを試みているが、これは不動産会社以外の社員にとっても非常に馴染みやすく、「会計処理」よりも「実物の不動産取引」を中心に据えて会計実務を解説した本として画期的である。
さらに本書は、各章ごとに日本基準とIFRSでの会計処理を対比させて記載することにより、それぞれの基準による違いをわかりやすく解説している。不動産取引で重要なウエイトを占める賃貸借・リース(借りる・貸す)に関して、日本基準におけるリース会計基準の改正が議論されているが、現行における両基準の違いなども一目瞭然だ。
各章のなかに「表示および注記事項」に関する記載があることもありがたい。実務家の視点からは会計処理のみならず開示との関連性も気になるところだろう。要所要所に差し込まれている、図表や設例も読む者の理解を手助けしてくれる。
また、2021年4月から強制適用となる新収益認識基準についても解説されていることに加え、IFRS初度適用にも言及されており、不動産会計の解説本として現時点で最も網羅性の高い1冊となっている。
不動産を多く扱う会社の社員には不動産会計の入門図書として、またそれ以外の会社の社員には不動産会計のバイブルとして、本書を常に傍らに置いて知識を再確認しながら業務を行うことをお勧めしたい。
本書の理解が進んだ後に、テーマを絞った個別図書(たとえば、固定資産会計、減価償却、圧縮記帳、収益認識基準等)でさらに知識を深掘りしていけば、効率的に不動産取引の会計実務をマスターできるはずだ。
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