成長戦略のための新ビジネス・ファイナンス

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坂本 恒夫 編著
文堂 弘之 編著

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2007/12/07
A5判 / 242頁
ISBN:978-4-502-39560-4

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本の紹介
大規模な設備投資やM&A、海外進出、新卒大量採用など日本企業の成長志向が強まるなかで、新時代の財務管理のあり方を示すとともに、潜在化・内在化された課題をも指摘する。

目次


成長戦略のための
新ビジネス・ファイナンス

目次

 はしがき

 第1章 企業価値とグローバル市場
  1 企業価値とは何か
  2 株式市場のグローバル化
  3 グローバル連携と企業価値向上
  4 成長戦略と新ビジネス・ファイナンス

 第2章 企業価値向上の財務戦略
  1 価値創造の時代の財務
  2 企業価値向上の財務戦略
  3 財務戦略のリスク
  4 「内部統制」5つの疑問
  5 財務数値から見える企業の本質

 第3章 企業行動と企業評価の新機軸
  1 はじめに
  2 企業権力の正当性
  3 企業の社会的責任の始まり
  4 企業の社会的責任と利益追求
  5 企業の社会的責任―企業の取り組みと金融市場の動き
  6 結び

第1部 成長戦略と企業価値
 第4章 機関投資家の投資行動
  1 株式保有構造の推移
  2 投資家別の株式保有状況
  3 持株比率とROEの関係
  4 2007年時点における株式保有状況

 第5章 環境経営戦略のための3つのステップ
       ―「コスト」・「投資」・「効果」の視点から
  1 地球温暖化の現状と企業に与える影響
  2 企業の環境保全活動と3つのステージ
  3 環境保全における「コスト」・「投資」・「効果」
  4 企業成長のための環境経営戦略

第2部 企業価値向上と証券市場
 第6章 中小企業金融におけるエクイティ・ファイナンスのあり方
  1 はじめに―問題の所在
  2 戦後の金融制度改革とエクイティ・ファイナンスの後退
  3 金融の自由化と中小企業金融
  4 エクイティ・ファイナンスのための基礎的条件
  5 市場の活用と中小企業のエクイティ・ファイナンス
  6 「顔」の見えるエクイティ・ファイナンスの展開

 第7章 新規株式公開時における株主構成と企業価値
  1 はじめに
  2 株主構成と企業価値
  3 実証分析
  4 結論

 第8章 新興企業の成長とIPO
  1 問題の所在
  2 企業の成長パターンと成長戦略
  3 IPO前後の成長パターンの検証
  4 結びにかえて

 第9章 社債市場創設による中小企業の成長と地域活性化
  1 本章の目的
  2 地方経済における中小企業への制約
  3 中小企業の資金調達に関する研究の特徴
  4 中小企業の社債利用の実態
  5 中小企業の社債による資金調達の試み
  6 地域限定の社債市場の創設による地域活性化

 第10章 買収防衛策としての株式持ち合いと
        コーポレート・ガバナンス
  1 日本企業が導入している買収防衛策
  2 復活したと言われる株式持ち合いの特徴
  3 株式持ち合いを行なっている企業の分析
  4 株式持ち合いの現代的意義と企業のガバナンス
  5 今後の課題142

第3部 新ビジネス・ファイナンスの今日的課題
 第11章 日本企業の配当政策―過去・現状・展望
  1 問題の所在
  2 安定配当政策の形成過程とそれを支えた要因
  3 経営環境の変化と配当政策の多様化
  4 敵対的買収防衛策としての配当政策の有効性
  5 小括

 第12章 財務リストラ後のM&A
        ―資金調達の特徴と設備投資との関係
  1 問題意識
  2 分析対象
  3 買収実施企業の資金調達
  4 設備投資との関係
  5 おわりに

 第13章 証券化の今日的役割
             ―資金調達手段から利益拡大を実現する証券化
  1 これまでの証券化の役割
  2 効率的な経営を実現するための証券化―住友不動産の事例
  3 証券化商品市場を支える投資家
  4 それぞれの主体の利益拡大のための証券化とこれからの課題
  5 まとめ

 第14章 金融ビッグバン以降における金融機関の経営改革
  1 はじめに
  2 金融ビッグバンの主な項目
  3 金融機関の経営改革
  4 今後の課題

 第15章 企業財務の変容と制度会計の問題点
  1 開題―財務活動の変化と会計の対応
  2 従来の「資本の部」
  3 新制度の資本の部―「純資産の部」
  4 結び


著者プロフィール 〈編著者紹介〉
坂本 恒夫(さかもと つねお)
明治大学経営学部教授,同大学教務部長。経営学博士。
1947年京都府生まれ。
1979年明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。
1991年より現職。
主要著書:
『テキスト財務管理論〈第3版〉』(編著)中央経済社,2007年。
『戦後経営財務史』T&Sビジネス研究所,2000年。
『企業集団財務論』泉文堂,1990年など。

文堂 弘之(ぶんどう ひろゆき)
常磐大学人間科学部准教授。経営学博士。
1970年東京都生まれ。
2001年明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。
2005年より現職。
主要著書:
『M&A21世紀 [1]企業評価の理論と技法』(第2章)中央経済社,2001年。
『企業集団と企業間結合の国際比較』(第8章)文眞堂,2000年。
『企業財務制度の史的展開』(第8章)税務経理協会,1998年など。


























著者紹介

坂本 恒夫(さかもと つねお)

文堂 弘之(ぶんどう ひろゆき)