会計

図解でスッキリストック・オプションの会計・税務入門

定価:2,420円(税込) 送料について

発行日:2018-03-02
A5判/168頁
ISBN:978-4-502-25781-0

紹介文

ストック・オプションのしくみと会計・税務処理についてやさしく解説。「図で理解する」コンセプトで1テーマ図解&見開きで解説。有償新株予約権の実務対応報告もフォロー。

評価

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『ストック・オプションの会計・税務入門』について 吉岡正道(東京理科大学嘱託教授)さんのコメント (2018/04/24)
山岸聡氏は、『図解でスッキリストック・オプションの会計・税務入門』(以下、「本著」という)の総括監修を務めている。山岸氏とは長いお付き合いで、4分の1世紀にも及んでいる。勤め先の監査法人では重責を担っているようである。会計研究会終了後の懇親会では、酒を飲みながら赤ら顔で会計監査について話している。まるで湧き出る泉のように語られる姿が印象的である。
さて、専門書の構成には、映画型とテレビ型があるといわれている。前者の映画型は、初めから終わりまで読み切らないと内容が理解できない。これに対し、後者のテレビ型は、途中から観てもストーリーがわかる。このテレビ型を本著は採っている。また、本著は、怠け者で飽きっぽい読者を想定していると思われる。本著を読んで難しいと感じたら、机の隅に置き去りにされてしまう。こんな危機感を抱きながら、山岸先生ならびその他の執筆者の創意・工夫が次のとおり滲み出てくる。
●「木を見て森を見ず」の落とし穴
専門書の弊害として、専門用語の定義を厳格化し、誤解を招かないようにする。すると、厳格化に伴う弊害として、専門書としての全体像がみえなくなってしまう。この弊害を避けるために、本著は、冒頭でScene1~5までを設けて「ストック・オプションの流れ」を解説している。まさに、「森を見る」。このことでストック・オプションの概要が把握できるようになる。
●「言語による理解力」の難しさ
意思疎通の手段として、人類は言語を作り出した。高度なコニュニケーション能力を備えている。ところが、脳科学では、人は言葉ではなく映像によって物事を理解しているといわれるようになってきた。この理解方法に着目し、本著は、見開き2ページ、すなわち、右ページの図解をみながら左ページの解説文を読み、ストック・オプションのしくみがわかるように工夫してある。
なお、右ページに出てくる女の子の名前は書かれていない。個人的には、「チャッカリ子」と呼んでいる。チャッカリ子は、自分自身の利害を物差しとしてストック・オプションを使いこなそうとしている。ときおり、チャッカリ子は疑問にぶち当たることもある。そんなとき、「スッキリ丸君」が答えてくれる。本著では、チャッカリ子を読者として見立てていると想定している。
●「憩いの一服」のありがた味
各章末にCOLUMNが設けられている。一見、骨休めのような位置づけになっている。ところが、なかなかこれが面白い。「ストック・オプションを理解し使いこなせないと、思わぬところで痛い目に遭います」との苦言に聞こえてくる。

この書評をお読みいただいた折には、騙されたつもりで最寄りの本屋に赴き、手に取って覗いてみてはいかがですか。凄さに唸る! 一度、本著を手にしたら離せない、そんな工夫に富んだ賞賛に値する専門書である。
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