会計基準の読み方Q&A100〈第2版〉

秋葉 賢一
定価:3,080円(税込)

発行日:2019/02/20
A5判 / 240頁
ISBN:978-4-502-30091-2

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本の紹介
会計基準の読み方のコツについて1論点見開き2頁で100論点を解説。第2版では初版刊行以後公表された2018年改正FW、IFRS15-17等の制度改正をフォロー。

目次



会計基準の読み方Q&A100(第2版)
目次

第1章 企業会計の基礎
Q1 企業会計の機能
Q2 企業会計の目的
Q3 会計基準の必要性
Q4 会計基準の設定主体
Q5 会計基準と財務報告基準
Q6 会計基準における原則主義と細則主義
Q7 会計公準

第2章 概念フレームワーク─書かれている概念
Q8 概念フレームワークの必要性
Q9 概念フレームワークにおける企業会計の目的      
   ─情報提供目的
Q10  概念フレームワークにおける企業会計の目的      
   ─利害調整目的
Q11 有用な会計情報─財政状態に関する情報
Q12 有用な会計情報─利益に関する情報
Q13 有用な会計情報─過去のキャッシュ・フローに関する情報
Q14 会計情報の質的特性─有用性
Q15 会計情報の質的特性─関連性
Q16 会計情報の質的特性─信頼性と忠実な表現
Q17 会計情報の質的特性─比較可能性
Q18 会計情報の質的特性─実質優先
Q19 会計情報の質的特性─内的整合性
Q20 会計情報の質的特性─慎重性(保守主義)
Q21 ビジネスモデル

第3章 書かれていない基本的な考え方
Q22 資産負債アプローチと収益費用アプローチ
Q23 会計利益モデルと純資産価値モデル
Q24 自己創設のれんの取扱い
Q25 自己創設負ののれんの取扱い
Q26 事業投資と金融投資
Q27 実現概念
Q28 対応概念
Q29 配分概念
Q30 複式簿記

第4章 資本と利益の報告システム
Q31 クリーンサープラス関係
Q32 当期純利益⑴ ─日本
Q33 当期純利益⑵ ─ IFRS
Q34 包括利益⑴ ─日本
Q35 包括利益⑵ ─ IFRS
Q36 その他の包括利益(OCI)とリサイクリング─日本
Q37 その他の包括利益(OCI)とリサイクリング─ IFRS
Q38 非支配株主持分
Q39 自社の株式を対象としたオプション⑴ ─新株予約権
Q40 自社の株式を対象としたオプション⑵ ─自社株プット
Q41 資本から負債への振替
Q42 負債から資本への振替

第5章 資産・負債のオンバランス化─投資の開始
Q43 資産の認識要件─繰延費用の資産性
Q44 取引コストの取扱い
Q45 借入コストの取扱い
Q46 除去コストの取扱い
Q47 開発コストの取扱い
Q48 改良コストの取扱い
Q49 買入のれんの取扱い
Q50 全部のれんの取扱い
Q51 資本の増加による資産の取得
Q52 負債の認識要件─未履行契約の負債性
Q53 保証債務の取扱い
Q54 製品保証の取扱い
Q55 返品義務の取扱い
Q56 支払リース料の取扱い
Q57 退職給付会計における積立不足
Q58 連結
Q59 比例連結
Q60 持分法

第6章 公正価値による測定─直接的な評価
Q61 公正価値評価の有用性─金融投資
Q62 市場価格と公正価値
Q63 金融資産の公正価値評価
Q64 非上場株式の公正価値評価
Q65 公正価値オプション
Q66 公正価値ヘッジ
Q67 公正価値オプションと公正価値ヘッジ
Q68 OCI オプション
Q69 棚卸資産の公正価値評価
Q70 投資不動産の公正価値評価
Q71 固定資産の公正価値評価
Q72 年金資産の公正価値評価
Q73 保有目的(分類)の変更

第7章 取得原価による測定─配分
Q74 棚卸資産の費用配分
Q75 固定資産の減価償却
Q76 のれんの償却
Q77 ストック・オプションの費用配分
Q78 金融資産の償却原価
Q79 会計上の見積りの変更⑴ ─考え方
Q80 会計上の見積りの変更⑵ ─ストック・オプション
Q81 会計上の見積りの変更⑶ ─金融資産の償却原価
Q82 棚卸資産の低価法
Q83 固定資産の減損処理
Q84 繰延税金資産の回収可能性

第8章 負債の割引価値による測定─直接的な評価か配分か

Q85 負債の割引価値
Q86 割引率
Q87 退職給付債務
Q88 引当金
Q89 会計上の見積りの変更⑴ ─退職給付債務,数理計算上の差異
Q90 会計上の見積りの変更⑵ ─退職給付債務,過去勤務費用
Q91 会計上の見積りの変更⑶ ─資産除去債務
Q92 会計上の見積りの変更⑷ ─保険負債

第9章 資産・負債のオフバランス化─投資の清算
Q93 資産の売却と交換
Q94 棚卸資産の売却処理
Q95 金融資産の売却処理
Q96 財務構成要素への分解⑴ ─受取対価の分解
Q97 財務構成要素への分解⑵ ─支出原価の分解
Q98 認識の中止と条件変更
Q99 事業分離と移転損益
Q100 資産負債の総額表示・純額表示




著者プロフィール
秋葉 賢一(あきば けんいち)
1986年 横浜国立大学経営学部卒業
同 年  英和監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)入所
1989年 公認会計士登録
1998年 同法人社員
2001年 企業会計基準委員会(ASBJ)へ専門研究員(2007年から主
      席研究員)として出向(2009年まで)
2007年 同法人代表社員
2009年 早稲田大学商学学術院 大学院会計研究科 教授
      (現在に至る)
 この間,日本銀行金融研究所 客員研究員(1997年-1999年,
2018年-現在),金融庁企業会計審議会 幹事(1999年-2003年),
および企画調整部会 専門委員(2013年-2014年),日本証券アナリスト協会試験委員(2005年-2018年),公認会計士試験委員(2009年
-2015年),国税審議会委員(2019年-現在)などを務める。

【著書】
『エッセンシャルIFRS』(中央経済社,第1版・2011年,第2版・2012年,
第3版・2014年,第4版・2015年,第5版・2016年,第6版・2018年)
など



著者紹介

秋葉 賢一(あきば けんいち)

担当編集者コメント
近年、さらに「会計」は難しい、特に財務会計や企業会計はよくわからないという声が聞かれるようになりました。
内容自体が難しいことのみならず、会計基準がしばしば改正され、また、その改正の理由が腑に落ちず、全体的な体系が把握しにくいということもあるようです。
「会計」の書籍を編集する私自身も、会計基準をめぐる動向を追わなければならないと思いつつ、刻々と変化する状況についていくのが精一杯です……。

本書は、複雑な会計制度や会計基準について、理解を少しでも深めることができるように刊行されました。実務のノウハウではなく、会計基準の本質的な考え方について100の論点を見開き2ページで解説しています。
著者は、元ASBJ主席研究員で基準設定の最前線で陣頭指揮をされ、日本でもっとも会計基準を熟知されている中のお一人ですので、信頼度大ですね。
なお、会計基準を理解して、使いこなすには、基準に書かれていることだけでなく、その背景にある「書かれていない」考え方をおさえることが不可欠といえます。本書の第3章で「書かれていない」考え方を詳細に解説しています。ここが最大のウリですね。

会計基準を読んでもよくわからない、という学生や実務家の方にぜひ一読いただきたい内容です。

第2版は、2014年の初版刊行以後に公表された以下の国際会計基準(IFRS)や企業会計基準を反映しています。
・2018年改正IASB概念フレームワーク
・IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」
・IFRS第16号「リース」
・IFRS第17号「保険契約」
・企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」

なお、秋葉賢一著『エッセンシャルIFRS(第6版)』を読んでいただくと、より理解が進みますので、ぜひ本書とあわせてお読みください。