会計

会計における責任概念の歴史―受託責任ないし会計責任

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定価:6,160円(税込) 送料について

発行日:2018-07-24
A5判/460頁
ISBN:978-4-502-26611-9

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紹介文

内外の文献を渉猟して、日本(管理会計・財務会計)、英米、独及び仏における受託責任・会計責任概念の起源と系譜及び展開を調査・検討し、会計の本質を問う研究書。

目次

「受託責任」「会計責任」は会計の本質にかかわる概念ですが、IASBの概念フレームワークの見直しの議論にみられるように近年これが軽視される傾向にあり、危機感をもつ研究者の先生方も多いと思われます。
そこで、本書の第Ⅰ部・第Ⅱ部では、各章で内外の文献を渉猟して、日本(管理会計、財務会計)、英米、ドイツ及びフランスにおける会計責任・受託責任の概念の起源及び展開について調査し、検討しています(日本会計史学会寄附スタディ・グループ(安藤英義(主査)、椛田龍三、建部宏明、石原裕也、菱山淳)「受託責任(会計責任)概念の歴史」中間報告書2015及び最終報告書2016)。
そして、第Ⅲ部では、第Ⅰ部・第Ⅱ部の研究をうけて、各執筆者の関心をより深く考究して、会計における受託責任・会計責任の検討を行っています。

私の考える本書の特徴は、次の3点です。
➊第Ⅰ部・第Ⅱ部では、内外の相当数の貴重な文献をもとに研究がなされており、資料的価値が高いと考えます。
❷「受託責任」「会計責任」は主に財務会計の視点から議論されることが多いですが、本書では、管理会計の視点からも論じられており、新たな視点を提示しています。
❸第Ⅲ部第7章では、聖徳太子「十七条の憲法」まで遡り、わが国古来から受託責任の考え方があったことを示しており、非常に興味深い内容です。

〇目次
第Ⅰ部 受託責任(会計責任)の起源――KSG中間報告書
第1章 寄附スタディ・グループの創設と研究目的(安藤英義)
第2章 管理会計における会計責任(建部宏明)
第3章 日本における会計責任(受託責任)の歴史(石原裕也)
第4章 英米における受託責任(会計責任)概念の歴史と諸相(椛田龍三)
第5章 ドイツにおける受託責任(会計責任)概念の歴史(菱山淳)
第6章 フランス(語)における「会計責任」概念(安藤英義)
■文献(邦文)リスト(建部宏明)
第Ⅱ部 受託責任(会計責任)の系譜――KSG最終報告書
第1章 寄附スタディ・グループの趣旨と研究経過(安藤英義)
第2章 管理会計における会計責任(建部宏明)
第3章 日本における会計責任(受託責任)概念の系譜――法の概念と会計の概念の乖離(石原裕也)
第4章 英米における受託責任(会計責任)概念の系譜(椛田龍三)
第5章 ドイツにおける受託責任(会計責任)概念の系譜(菱山淳)
第6章 フランスにおける「会計責任」概念の系譜(安藤英義)
第Ⅲ部 受託責任(会計責任)をめぐって
第1章 寄附スタディ・グループ報告書の要旨と補足(安藤英義)
第2章 受託責任(会計責任)概念の後退(椛田龍三)
第3章 「管理会計における会計責任」から見たわが国管理会計普及の端緒(建部宏明)
第4章 わが国会計理論における会計責任と受託責任―受託責任の由来と意味(石原裕也)
第5章 ドイツ会計の国際化と会計目的の階層化(菱山淳)
第6章 会計責任会計と各国会社法――独・英・米・日(安藤英義)
第7章 我国古来の受託責任(会計責任)概念について(田中孝治)

*執筆者(執筆時)
安藤英義(専修大学大学院商学研究科教授)
椛田龍三(専修大学商学部教授)
建部宏明(専修大学商学部教授)
石原裕也(専修大学商学部教授)
菱山 淳(専修大学商学部教授)
田中孝治(三重県立学校教諭・愛知大学経営総合科学研究所客員研究員)

ちなみに、「KSG」とは会計史学会=K、スタディ・グループ=SGの略称ですね。

分野を問わず会計研究には必読の書といえるでしょう。
ぜひご覧ください!

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