ゼロからはじめる原価計算 個別原価計算編

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佐久間 裕幸

定価(紙 版):2,200円(税込)

発行日:2012/09/14
A5判 / 148頁
ISBN:978-4-502-45980-1

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本の紹介
原価計算を導入していない中小規模会社のために、ゼロから原価計算をやるための初歩的な実務を解説します。個別原価計算編は、建設業など受注生産を行う業種が対象です。

目次


ゼロからはじめる原価計算 個別原価計算編
目次

第1章 原価計算ってなんだろう
 1 原価ってなんだろう? 原価計算とは?
 2 原価計算ができると助かること〜仕掛品の残高が計算できる
  ⑴ 月次損益計算が正しくなる
  ⑵ 財務諸表が適正なものとなる
 3 原価計算ができると助かること〜経営管理が向上する
  ⑴ 原価管理ができるようになる
  ⑵ 予算との比較ができるようになる
  ⑶ 経営上の意思決定に役立つ(価格設定,投資意思決定)
 4 まずは財務諸表作成目的を最優先

第2章  個別原価計算と総合原価計算のどちらを選ぶか
 1 個別原価計算とは
 2 総合原価計算とは
 3 総合と個別のどちらを使うかを判断するには
 4 個別原価計算の体系はこうなっている
 5 原価とは
  ⑴ そもそも原価とは何か
  ⑵ 原価と販管費を区分する
  ⑶ 中小企業で使える簡単な原価・販管費の区分方法 ……ほか

第3章  個別原価計算の仕組みはこうなっている
 1 製造指図書と個別原価台帳の書式と使い方
  ⑴ 製造指図書
  ⑵ 個別原価台帳
 2 経理部門と現場部門の連携方法
  ⑴ 現場管理部門で記入 
  ⑵ 経理部門で記入
 3 試作オーダーや研究開発オーダーがある場合
 4 どういうタイミングで製造指図書を発行するか
  ⑴ 受注してから製造指図書を発行する
  ⑵ 受注活動時点から製造指図書を発行する

第4章 STEP1 材料費を計算しよう
 1 何を材料費として何を消耗品費(経費)とするか
 2 引取費用など付随費用はどうするか
 3 消費単価はこうして計算する
  ⑴ 継続記録法と棚卸計算法
  ⑵ 継続記録法による計算方法
  ⑶ それぞれの比較 ……ほか
 4 材料の払出しと差額処理

第5章 STEP2 労務費を計算しよう
 1 どこまでを労務費とするか
  ⑴ 対応法その1〜締日を揃える
  ⑵ 対応法その2〜残業手当の計上だけ末日でも締める
  ⑶ 対応法その3〜残業手当の計上は,半月ずれることとする
   ……ほか
 2 直接労務費と間接労務費の違い
 3 賃率はこうして算定する
 4 予定賃率と実際賃率
 5 労務費の計算と処理方法

第6章 STEP3 経費・製造間接費を計算しよう
 1 直接経費と間接経費を区分する
  ⑴ 直接経費
  ⑵ 外注加工の形態とその会計処理
  ⑶ 間接経費
 2 製造間接費を配賦する
  ⑴ 金額的基準
  ⑵ 物量基準
 3 実額配賦と予定配賦
  ⑴ 発生予定額の定め方
  ⑵ 操業度の決め方
  ⑶ 配賦額の計算 ……ほか
 4 配賦差異を処理する

第7章  STEP4 仕掛品の計算➡原価計算の完了!
 1 未完成の指図書がすべて仕掛品となる
  ⑴ 個別原価計算の流れ
  ⑵ 製造指図書への集計で完了
 2 工事完成基準と工事進行基準
  ⑴ 工事・開発代金の一部前払い
  ⑵ 工事完成基準と工事進行基準のどちらを使うか
  ⑶ 工事進行基準での計算方法
 3 ソフトウェア原価計算特有の論点
  ⑴ ソフトウェア原価計算で工事進行基準はあり得るか
  ⑵ 部分検収はあり得るか
  ⑶ 製造指図書発行のタイミング ……ほか
 4 個別原価計算のシステム
  ⑴ システム上のデータの流れはこうなっている
  ⑵ 細かい工事が多い場合はどうするか
  ⑶ 関連部署間での連携が必要

第8章  原価計算を経営に活かす:予定原価・標準原価の利用
 1 予定原価を利用するメリット
 2 直接材料費における予定原価と差異分析
 3 直接労務費における予定原価と差異分析
 4 製造間接費における予定原価と差異分析
 5 原価差異の期末処理と税務
  ⑴ 原価計算上の取扱い
  ⑵ 税務上の原価差異の取扱い

第9章 個別原価計算の応用とその他の計算
 1 部門別個別原価計算
 2 ロット別個別原価計算
 3 製造工程の一部に見込み生産がある場合
 4 直接原価計算と損益分岐点分析


著者プロフィール 佐久間裕幸(さくま・ひろゆき)
1961年東京都生まれ。
1984年慶應義塾大学商学部卒業,
1986年慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了。
同年公認会計士二次試験合格,監査法人中央会計事務所(中央青山監査法人)に入所し,株式公開準備企業の監査等に従事。
1990年公認会計士,税理士登録。
監査法人退職後,佐久間税務会計事務所を開設し,父の税理士事務所も引き継ぎ,所長に。中小・中堅企業の会計・税務の業務のほか,成長企業の公開準備支援などを実施。
顧問先からの新興市場への上場2社,上場企業へのバイアウト2社。
2006年から2008年まで南山大学大学院(南山ビジネススクール)教授を務める。

著書
『電子帳簿の実務Q&A』,
共著書
『徹底解明 会社法の法務・会計・税務』など。






















著者紹介

佐久間 裕幸(さくま ひろゆき)