税法

そうだったのか!組織再編条文の読み方

定価:3,080円(税込) 送料について

発行日:2018-10-30
A5判/240頁
ISBN:978-4-502-27771-9

紹介文

条文の中でも難解な組織再編税制の条文を読むために最低限必要なテクニックを解説。誤りやすいケースや再編用語、知っておくと便利な項目別の法律・政令・省令の対応表も付す。

評価

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そうだったのか! 組織再編条文の読み方 長谷川太郎(ひのき共同税務会計事務所)さんのコメント (2019/01/28)
旬刊経理情報2019年1月10日・20日合併号書評欄より

平成13年に導入された組織再編税制は、近年、大企業のみならず多くの企業において身近な税制となっている。
一方で、「税法の条文は読みづらい」といわれているなかでも、組織再編税制に関する条文は、専門用語、括弧書きやただし書き等が多く、特に読みづらい条文の1つであろう。
また、組織再編税制は、近年では平成29年度税制改正において大幅な見直しが行われたほか、平成30年度税制改正においても一部改正が行われ、さらに先般公表された平成31年度与党税制改正大綱においても、組織再編税制に関する改正が若干含まれているように、毎年のように税制改正の対象となっている。
組織再編税制については、書籍・雑誌やインターネット等において多くの解説や情報を目にすることができるが、実際の適用にあたっては、毎年の税制改正や制度の複雑さから、参考にしたものが最新の情報であるか、掲載されている事例の前提が自社のケースとまったく同じであるのかどうかという点をきちんと判断することができないと、誤った取扱いをしてしまう可能性がある。よって、組織再編が一般化しているなかで、組織再編税制が読みづらいものであったとしても、読まなくてはならない立場の人が増えているというのが実情である。
そのような状況において、大きな手助けとなるのが本書である。
本書はまず「条文を読むための基本テクニック(第2章)」を学び、次に組織再編税制の概要として「押さえておくべきマスト事項(第3章)」を理解して、組織再編税制の条文を読むための準備をするという構成になっている。
次に準備が整ったら、実践編として「グループ内合併の適格要件」および「欠損金の利用制限」の規定を具体例として、実際の条文に従ってどう読んでいくべきか、細かな解説が行われている。そのなかでは、「その他」と「その他の」の違いや「場合」と「とき」の違いなど、他の条文においても関係するような条文の基本的な読み方についても丁寧な解説がされている。
また、条文の解説以外にも、条文をきちんと読まないことによる誤りの7事例や法人税等の特定の税目のみに着目したことによる他税目の「検討漏れ」によるトラブル4事例など経験豊富な実務家ならではの視点による事例も掲載されている。
この他にも「間違いやすい再編用語」、「逆引き組織再編条文」、補章として「合併受入仕訳」に関する条文解説など充実した内容となっている。
本書は組織再編の条文の読み方のみを解説するというものではなく、組織再編税制における実務の重要なポイントもまとまっており、組織再編税制を理解するという意味においても有用な書籍となっている。
なお、組織再編税制に限らず、税法の条文の読み方を基本から理解したいという方には、西村美智子・中島礼子著「そうだったのか! 税法条文の読み方」(中央経済社)もおすすめである。
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