オーナー会社の勝ち残りM&A戦略

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野瀬 一成

定価(紙 版):2,200円(税込)

発行日:2011/09/02
A5判 / 148頁
ISBN:978-4-502-68930-7

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本の紹介
中小企業のオーナー経営者を対象に、事業拡大、MBO、事業譲渡、企業再生など目的に応じたM&Aの活用法を解説。買収先の選定から買収後のマネジメントまでM&Aプロセスがすべてわかる。

目次


オーナー会社の勝ち残りM&A戦略
目次

 はじめに

第1章 いま日本に起こっている6つの大変化
 1 人口構造の転換
  ⑴ 日本の人口はピークが終わり急激な減少へ
  ⑵ 老齢者の急増
  ⑶ 生産年齢人口の減少
 2 先進国の経済は低成長が継続
  ⑴ 米国の現状
  ⑵ ヨーロッパの現状
 3 新興国の台頭
  ⑴ BRICS各国の現状
  ⑵ VISTA各国の現状
 4 不安定な政治の恒常化
  ⑴ 自由民主党安定政権の崩壊から迷走
  ⑵ 日本の統治システムの限界
  ⑶ 民主党政治の限界
 5 財政問題の表面化
  ⑴ 膨大な国家債務
  ⑵ デフレ脱却の遅れと低成長経済
  ⑶ 社会保障問題の表面化
 6 社会構造の変化
  ⑴ 産業力格差の縮小
  ⑵ 新技術の優位性がある期間の縮小
  ⑶ 国民能力格差の縮小
 7 日本企業の今後のあり方
  ⑴ 大企業の対応
  ⑵ 中小企業の対応
  ⑶ ベンチャー企業の育成

第2章 M&Aの由来とその種類
 1 M&Aの由来と近年の動向
  ⑴ M&Aの歴史
  ⑵ 近年のM&Aの拡大
 2 M&Aの種別とその内容
  ⑴ 合併
  ⑵ 買収
  ⑶ 提携
  ケーススタディ1 :合併の事例①=セガサミーホールディングス
  ケーススタディ2 :合併の事例②=王子製紙のグループ再編
  ケーススタディ3 :買収の事例=HOYAのペンタックス買収
  ケーススタディ4 :提携の事例=日立製作所と日本電気の
                            事業提携と新会社設立

第3章 M&Aのプロセスと重要ポイント
 1 M&Aに対するオーナー経営者の心構え
 2 一般的なM&Aの流れと重要なポイント
  ⑴ フェイズ1 買収対象先の選定
  ⑵ フェイズ2 ターゲット企業との交渉
  ⑶ フェイズ3 基本合意書の締結
 3 企業価値の算出方法
  ⑴ 純資産価格方式
  ⑵ 収益基準方式
 4 M&Aのプレーヤー
  ⑴ 案件の仲介やアドバイザー
  ⑵ デューデリジェンス,株価算定
 5 資金調達方法
  ⑴ 一般的な金融機関からの融資
  ⑵ 増資,社債発行による調達
  ⑶ LBO(レバッレッジド・バイ・アウト)ファイナンス
  ケーススタディ5 :資金調達の事例=
                       ソフトバンクのボーダフォン買収

第4章 パターン別にみるM&A成功のポイント
 1 事業拡大のための買収
  ⑴ 同業及び周辺業務のM&A
  ⑵ 新分野の事業拡大
 2 マネジメント・バイアウト(MBO)
  ⑴ 買収交渉は客観的に
  ⑵ 資金調達の形態
  ⑶ 経営権
  ⑷ ファンドの出口
 3 中小企業のM&A
  ⑴ 企業価値の算定
  ⑵ 譲渡先の選定
  ⑶ あきらめずM&Aにトライ
 4 企業再生のM&A
  ⑴ 再生の方法
  ⑵ 業績不振企業の再生方法
 5 その他のM&A
  ⑴ 海外企業でのM&A
  ⑵ 敵対的買収の増加
  ケーススタディ6 :周辺業務の買収の事例=日本電産
  ケーススタディ7 :ファンドによる新事業投資の事例
                 =ユニゾン・キャピタルによる東ハトの買収
  ケーススタディ8 :MBOの事例=ワールド
  ケーススタディ9 :民事再生法適用会社の再生の事例=福助
  ケーススタディ10 :会社更正法適用会社の再生の事例
                                  =第一ホテル
  ケーススタディ11 :海外企業のM&Aの事例
                     =日本板硝子のピルキントン社買収
  ケーススタディ12 :敵対的買収の事例
             =ドン・キホーテのオリジン東秀への敵対的買収
  ケーススタディ13 : 敵対的買収の事例
                        =東京スタイル委任状争奪戦

第5章 買収企業の経営上のポイント
 1 ヒト:被買収企業の社員との信頼関係が重要
 2 モノ:共有化と効率化がカギとなる
 3 カネと経営:組織の拡大・複雑化への対応は

終 章 日本の再生とM&A


著者プロフィール 野瀬一成(のせ・かずなり)
1961年 神奈川県生まれ
1984年 慶応義塾大学法学部法律学科卒業
住友銀行(現三井住友銀行),日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)を経て,その経験を活かして独立。数多くのM&A,企業再生,経営コンサルティング,投資ファンド運用事業を手掛ける。
実務経験で培ったビジネス,法務,税務等のノウハウや株式,債券,為替,不動産等の幅広い知識を基に,的確に時代の流れを読んだ戦略構築には定評がある。
現在,㈱KM マネジメント代表取締役として実務に携わる傍ら,青山学院大学大学院非常勤講師としてM&A,企業再生についての教鞭を執る。






















著者紹介

野瀬 一成(のせ かずなり)