コンサルタントのための課題解決型ヒアリングの技術

本の紹介

ヒアリングの目的は、問題点や強みなどの課題を抽出し、実効性のある提案に繋げること。本書で提唱する思考とヒアリングを同時に行う手法の実践で、提案力は飛躍的に高まる。

第1章　課題を解決できないヒアリングの問題点
1　プライベートとビジネスのヒアリングの違い
2　問題点①：現状把握が不十分
3　問題点②：課題抽出、原因究明が不十分
4　問題点③：目的が「現状把握」「課題抽出」ではなく「インタビュー」
5　問題点④：手法が「ヒアリング」ではなく「インタビュー」
6　問題点⑤：コンサルティングとコーチングの混同
7　その他のヒアリングのさまざまな問題点

第2章　「課題解決思考」と「課題解決型ヒアリング」
1　仕事ができる人、できない人
2　「課題解決思考」とは？
3　「課題解決思考」が思考のさまざまな課題を解決する
4　課題解決力を高める「実践スキル」
5　課題解決思考を阻害する三大不適切思考法
6　課題解決思考の脳内メカニズム
7　コンサルティングで必要なヒアリング
8　「課題解決型ヒアリング」とは？

第3章　「課題解決思考」の手順
1　課題解決思考の手順①：現状把握
2　課題解決思考の手順②：問題点・強み発見
3　課題解決思考の手順③：原因究明、真の強み究明
4　原因究明による「洞察力」の習得
5　「真の強み」の発見方法
6　課題解決思考の手順④：ゴールイメージ描写
7　課題解決思考の手順⑤：具体策構築

第4章　ヒアリング7ルール
1　なぜコンサルティングのヒアリングが難しいのか？
2　課題解決型ヒアリングの「ヒアリング7ルール」とは？
3　ヒアリング7ルール①：聞き手主導
4　ヒアリング7ルール②：ヒアリングシートの活用
5　ヒアリング7ルール③：全体→細部の手順
6　ヒアリング7ルール④：不明点は即確認
7　ヒアリング7ルール⑤：目的の即時切替え
8　ヒアリング7ルール⑥：原因究明（問題点・強みの掘下げ）
9　ヒアリング7ルール⑦：図表の活用

第5章　課題解決型ヒアリングの実践
1　課題解決型ヒアリングのフロー
2　課題解決型ヒアリングの注意点
3　課題解決型ヒアリングの質を高める事前準備
4　課題解決型ヒアリングの事例①　麩（食品）メーカーの営業改善
5　課題解決型ヒアリングの事例②　模型製作会社の強み発見

【読者限定特典】
「事業デューデリジェンスフォーマット兼ヒアリングシート」のダウンロード

寺嶋 直史（てらじま なおし）
［プロフィール］
事業再生コンサルタント、中小企業診断士、株式会社レヴィング・パートナー代表取締役。大手総合電機メーカーに15年在籍し、部門で社長賞等多数の業績に貢献、個人では幹部候補にも抜擢される。その後独立してコンサルティング会社を立ち上げ、多くの中小の再生企業を再生に導いている。その他、1年で一流の経営コンサルタントを養成する「経営コンサルタント養成塾」の塾長として、金融知識、課題解決思考、課題解決型ヒアリング、事業デューデリジェンス、財務分析、経営改善手法、事業計画、ブランディングなど幅広い講義を実施。