

- 本の紹介
- 財務会計の全体像を解説した定番テキストの最新版。第24版では企業会計基準の改正やディスクロージャー制度の動向をフォロー。大学のテキストや各種資格試験の学習に最適。
- 担当編集者コメント
- 帯にも書いているとおり、「日本一読まれている財務会計のテキスト」の最新版です。
第24版では、主に以下の点についてアップデートしています。
①企業会計基準第27号「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」や同25号「包括利益の表示に関する会計基準」の改正をフォロー
②金融商品取引法上の四半期報告書の開示義務を廃止して、決算短信での開示に一本化する方向で検討が進められていることや、有価証券報告書にサステナビリティ情報の記載欄を新設して、非財務情報の充実を図る方向で検討されていること等への言及
③仮想通貨から暗号資産への名称変更への対応
④巻末の財務諸表の実例をはじめ、本書の各所で言及されているデータも、できるだけ新しいものへ差し替え
その他、改正のない箇所も、よりわかりやすくなるように適宜見直しています。
本書は毎年制度改正を完全にフォローして出し続けていることに、大きな意義があると思います。
また、出版社としては、販売面を考慮して、必要以上に「ここが変わった」と改正事項にどうしてもフォーカスしがちです。しかしながら、それが繰り返されると非常にいびつなテキストになってしまいます。
この点、桜井先生は財務会計全体の枠組みを常に意識されており、その中で各論点や改正事項はどの程度の比重で解説するかを十分考慮されて、執筆・改訂いただいています。
したがって、全体の枠組みの中で、各論点や改正事項の重要性がどの程度のものかがよくわかるという点も、本書の大きな特徴の1つといえると思います。
学部の講義、ゼミ、大学院、さらにビジネスパーソンのテキストとして、また会計士・税理士試験の基本書に最適です。
ぜひぜひご活用ください!
☆☆余談:会計士・税理士受験生の皆様へ☆☆
公認会計士、税理士受験生は、全体像を把握した上で、個々の論点の理解を深める必要がありますが、本書は通読可能なボリュームですので、全体像を把握するのに最適です。
また、会計法規集と併用することにより、理論問題には対応できるようになると思われます。
さらに、本書は仕訳が豊富なため、会計処理を具体的にイメージしやすくなっているのも大きな特徴。したがって、計算にも大いに役立ちます。
ぜひ、本書を使いこなして合格を勝ち取ってください!