会計

図解&設例連結管理会計の導入マニュアル

定価:3,240円(税込) 送料について

発行日:2019-01-18
A5判/268頁
ISBN:978-4-502-28711-4

紹介文

単体の管理会計は実施しているのに、連結となると悩んでしまっていませんか。「まずできるところから始める」をコンセプトに、月次実績連結や予算連結を中心に具体的に解説。

評価

1件の評価があります。

連結管理会計の導入マニュアル 山崎陽子さんのコメント (2019/03/11)
旬刊経理情報2019年3月20日号 inほんmation欄より

本書は、独立系連結決算支援コンサルタントとして活躍している飯塚幸子公認会計士が、連結会計の豊富な実務経験を活かして、連結管理会計の導入について解説したものである。
筆者は、本書以前に「図解&設例 連結会計の基本と実務がわかる本」「図解&設例 連結決算の業務マニュアル」を執筆している。これらはいずれも、シンプルな図解に加え、実務家が具体的にイメージできるような設例を多く取り入れており、初学者からベテラン経理社員まで幅広く対応した本である。本書も同様に、実務で活用しやすいよう図表を多く用いた解説となっており、読者に「まずはできるところから始めてみよう」と提案している。
本書は、第1章から第7章で構成されており、第1章で「管理連結の基本」、第2章で「管理連結」を実施する際の検討事項を解説している。そして「まずやってみる」ことの重要性を説きつつ、第3章以降で、管理連結の進め方をステップごとに解説している。管理連結では、連結グループ経営の意思決定に資する情報であること、そして迅速な決定を行ううえでタイムリーな情報であることが求められている。制度連結と異なり管理連結は各社各様であり、決まったルールはない。だからこそ、まずはできる範囲から進めていき、見えてきた課題に対応し、徐々に管理連結のしくみを構築していく方法を筆者は推奨している。また、連結会計システムありきではなく、エクセルを利用するケースについてもサンプルを用いて解説することで、「まずやってみる」ためのハードルを低くしている。
管理会計で作成したデータの利用者は社内の経営者である。管理会計は、制度会計のように細かく会計処理のルールや開示のルールが決まっているわけではない。管理会計においては、経営者が経営の意思決定を行ううえで有益な会計情報を提供することが重要であり、制度上で決められている細かなルールを守る義務はない。しかし外部の利害関係者へ
は、制度会計におけるルールに則って作成した連結財務諸表を開示する。内部の意思決定で利用する連結財務諸表と外部へ開示する連結財務諸表が大きくかけ離れていたのでは、信憑性に疑念が湧いてしまう。そのため本書では、連結制度会計と連結管理会計の連結財務諸表の差異を把握し、経営者に対して適切な説明ができるよう、押さえておくべき連結財務諸表に関する制度会計上の基本的ルールについても解説している。
連結管理会計の目的が、連結グループ全体としての資源配分を最適化し、業務改善を進め、連結企業グループの業績をアップすることであるならば、それらすべてを叶えるには、本書のみでは不十分であろう。しかしながら、「まずはできるところから始めてみよう」というスタンスで書かれている本書は、これから連結管理会計を導入しようと考えている実務家への指南書として、お勧めしたい良書である。
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