BOPビジネス入門 ■パートナーシップで世界の貧困に挑む |
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目次 プロローグ 主要略語一覧 Part1 BOPの基本理解―今までのビジネスとは何が違うのか 第1章 なぜいま、BOPビジネスなのか BOPビジネスはメガ・トレンド すべてが「違う」BOPビジネス パートナーシップによるソリューションの創造 貧困脱出のシナリオ 「顧客」から「パートナー」へ BOP層は次の有望市場 ビジネス戦略と開発戦略の融合 着想から今日まで 第2章 開発からBOPビジネスをみる グローバル化時代の開発と民間セクター 開発とビジネスの接近でMDGsを達成する 開発からみたBOPビジネスの意義と課題 貧困層の潜在力に着目 BOPビジネスに対する批判 貧困層とパートナーを組む「第二世代のBOPビジネス」 主要援助国・機関の取り組み 国連開発計画―包括的な市場の開発を提唱 国際金融公社―インクルーシブ・ビジネス支援を強化 米国―開発のために官民が「同盟」を結ぶ ……ほか 本格化した日本のBOPビジネス支援 BOPビジネスは特効薬か 包括的なアプローチで開発援助とビジネスが協働する 第3章 BOPビジネスが組織を変える BOPビジネスへの関心と背景 富裕層市場の次 成功要因は組織文化 日本と欧米で議論はどう違うのか 組織の価値に注目 いつか来る市場、ネクスト・ボリュームゾーンの視点 ソーシャル・イントラプレナーの重要性 日本のBOPビジネスの特徴 新規参入はBOP層から 自前よりも協業 NGOの動機 ……ほか BOPビジネスの経験が組織を変える BOPビジネス・プレイヤーの将来的価値 統合市場をファシリテートする人材を育てる 多様なアクターとのつきあい方 互いに・平等に関与しあえる関係性 求められるリーダーシップ 企業もアドボカシーに参画―手洗いキャンペーン アドボカシーと商品が一致 BOPビジネスは機会を届ける仕事 BOP層に近づき理解する 慢性的な機会損失 機会を届けるための「観察」と「参画」 ……ほか 地域と企業の新しいあり方を求めて Part2 BOPビジネスのケース ―パートナーシップをいかに作るか 第4章 すでに挑戦してきた日本の企業 これまでの成功から学ぶ BOPビジネスは日本企業のお家芸 2つの鍵―イノベーションとマーケティング 多様なビジネスモデル 源流は日本にあり―株式会社ヤクルト本社 BOPビジネスの原型モデル―ヤクルト・レディ 40年以上前に海外進出 フィリピン・ヤクルト再建の軌跡 ……ほか 息の長いローラー作戦でBOP市場を開拓―フマキラー株式会社 現場を重視する 地域密着型作戦を展開する 息の長い地味な活動の積み重ね 第5章 新たに挑戦を始めた日本の企業 中小企業の星―日本ポリグル株式会社 第一歩は水質浄化剤の開発から ポリグル・レディの誕生 中小企業こそ主役になれる ……ほか 国際機関とのパートナーシップで道を拓く―住友化学株式会社 地道な研究開発の積み重ねによる成果 技術を無償供与して現地生産開始 次の新しい一歩を踏み出す時 日本初のグラミンとの合弁会社―株式会社雪国まいたけ わずか9カ月で設立へ ソーシャル・ビジネスとの組合せ 異才がビジネスを成功させる NGOとのパートナーシップによる協創―ヤマハ発動機株式会社 ポンプとパイプを組み合わせて新しい農法を考案 ソリューションの提供で勝負する パートナーシップを鍵に新しい一歩を踏み出す 第6章 開発プロジェクトをBOPビジネスにつなげる 貧困者を生産者とするパートナーシップ 住民参加によるJICA森林保全プロジェクト 「森を守る」=「生活がよくなる」の方程式を解く 国際認証を得て森林コーヒーをプレミアム価格で販売 日本のコーヒー市場開拓 日本の商社を通じてスペシャリティ・コーヒーを輸出、 UCCから販売 生活の木を通じた手焙煎コーヒーの輸出 開発プロジェクトをビジネスにつなげる 参考文献 BOPビジネスに役立つウェブサイト一覧 エピローグ |
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菅原 秀幸(すがわら ひでゆき) 北海学園大学経営学部教授 大野 泉(おおの いずみ) 政策研究大学院大学 国際開発戦略研究センター教授 槌屋 詩野(つちや しの) 株式会社日本総合研究所ヨーロッパ研究員 |