企業価値向上のための ファイナンス入門 |
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目次 序 章 企業価値向上の財務戦略 第T部 企業価値測定の基礎 第1章 M&A時代の日本企業の財務戦略を考える 1.ライブドア対フジテレビ・ニッポン放送攻防戦からわかること 2.ライブドアの投資戦略と資金源泉 3.<検討課題>財務諸表を見る―武田薬品とJR東海― 4.現実重視の財務論 第2章 財務データの収集・利用・分析 1.会計数値・財務数値の重要性 2.損益計算書のボトムラインが利益である 3.企業の体質を表す貸借対照表 4.連結決算数値と個別(単独)数値 5.<検討課題>財務比率を考える ―貸借対照表・損益計算書の一層の理解のために― 6.企業分析のための財務データの取得,パソコンの活用 第3章 資金運用表からキャッシュ・フロー計算書へ 1.わが国におけるキャッシュ・フロー経営ブーム 2.期中の企業の資金繰りから企業の変化を察知する ―資金運用表― 3.キャッシュ・フロー計算書の制度化とその利用 4.<検討課題>キャッシュ・フロー・ブームを逆手にとって, そこから何を学び,どのようにこれを利用すべきか 第4章 経営者に求められているもの ―日本企業の成長戦略と資本コスト 1.銀行の求めているもの,株主・投資家の求めているもの, そして経営者の立場 2.資本構成と資本コスト 3.資本構成と資本コストの計算 ―資本構成と加重平均資本コスト(WACC) 4.<検討課題>花王の事例 第U部 企業価値向上の方策 第5章 キャッシュ・フローを生み出すプロジェクト ―「見えざる資産」の構築 1.外部成長と内部成長 2.割引と現在価値の考え方 3.投資意志決定と設備投資の経済性計算 4.設備投資意志決定の拡張 5.<検討課題>不確実性のもとでのトップの意志決定, そしてCFOの仕事 第6章 資本調達とコーポレート・ガバナンス 1.資本構成と資金調達パターン 2.内部資金と配当政策 3.借入金などの信用による調達 4.負債利用のメリット―間接金融体制のメリット 5.証券市場の活用―社債発行と新株発行 6.<検討課題>コーポレート・ガバナンス論を考える ―コーポレート・ガバナンスと企業価値向上 第7章 企業価値評価とM&A 1.ライブドアによるニッポン放送買収劇で何が問われたか 2.企業価値評価とM&A 3.M&Aブームの意味 4.<検討課題>M&A,その関係者の利害,立場を考える 第8章 企業価値向上戦略―その成功と失敗,そこから何を学ぶか 1.企業価値はどこから来るのか 2.EVAとは何か,これをどのように利用すべきか 3.企業価値を生み出すもの―経営戦略・財務戦略・経営計画・ 財務計画,そして予算に落とし込む 4.利益計画の作り方・実践 索 引 |
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〈編者紹介〉 松村 勝弘(まつむら かつひろ) 1945年 京都市生まれ 1972年 立命館大学大学院経営学研究科博士課程単位取得 1972年 立命館大学助教授 1985年 同 教授(現在に至る) 1999年 博士(経営学)(立命館大学) 著書: 『日本的経営財務とコーポレート・ガバナンス』中央経済社,1997年(第2版2001年) 『現代企業の財務戦略』サイテック,1995年(第4版2004年) 編著書『アメリカ・ドイツ企業会計史研究』ミネルヴァ書房,1986年 共編著書『エクセルでわかる企業分析・決算書』東京書籍,2003年 共著書『経済・経営系学部の情報リテラシー』学術図書出版社,2004年(2005年度版2005年),その他。 |