海外債権管理の実務ハンドブック |
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目次 第1章 海外債権管理で日本企業が陥りやすい2つの罠と その対応策 1 陥りやすい1つ目の罠と対応策 ⑴ 信用度の低い取引先との取引で目標達成 ⑵ 対応策 2 陥りやすい2つ目の罠と対応策 ⑴ 厳格な取引条件による売り逃し ⑵ 対応策 3 2つの罠の対応策と本社が関与する意義 4 日本と海外の商慣習の違いと共通点 ⑴ 日本と海外の商慣習の違い ⑵ 共通点 ⑶ 対 策 <コラム> 海外債権管理で海外子会社の資金繰りも改善 第2章 海外企業の債権管理/与信管理 1 ビジネスの流れと債権管理 ⑴ 取引先からの引き合い ⑵ 取引条件交渉から契約まで ⑶ 入金管理 2 海外企業の信用情報入手方法 (信用調査会社と当局データの活用) ⑴ 東アジア ⑵ 東南アジアおよびインド ⑶ 欧州・ロシア・中東 ⑷ 北米・中南米 3 入手した情報の分析方法 ⑴ 決算情報の分析 ⑵ 登記情報の分析 <コラム> 当局のウェブサイトから入手できる決算書は信頼できる? <コラム> 決算書ではわからない取引先の危険な兆候は? 【経営者関連】 <コラム> 決算書ではわからない取引先の危険な兆候は? 【支払状況】 <コラム> 各国信用調査会社の特徴を知ろう 4 取引先の信用度と取引限度・取引条件 ⑴ 取引先の信用度の把握 ⑵ 信用度に応じた取引限度の設定 ⑶ 信用度に応じた取引条件の設定 ⑷ 貿易の場合の取引条件 <コラム> 正確な書類作成ができなければL/Cはもらわないほうが いい? <コラム> 取引条件が合わない。取引限度を超える。 取引をやめるほうがいい? 5 典型的な不適切な取引とその回避方法 ⑴ 循環取引 ⑵ クレジットノートを利用した取引 ⑶ 押し込み販売 ⑷ 取引先振出の手形を割り引くことによる資金融通 ⑸ 実態のないファクタリング ⑹ 不適切な取引の防止策 <コラム> リスクヘッジコストを価格に転嫁する販売手法 第3章 カントリーリスクの管理 1 カントリーリスクとは? 2 カントリーリスクの分析方法 ⑴ カントリーリスク評価指標 ⑵ カントリーリスクを予兆する経済指標 ⑶ 経済情勢によるカントリーリスクの兆候を示す経済指標 ⑷ 政治・社会情勢によるカントリーリスクの兆候を示す経済指標 ⑸ どのようなものが売れるかの目安になる経済指標 <コラム> 明治維新は経済指標で予測できた? <コラム> 米国や欧州諸国が難民問題に悩む理由と日本のビジネスチャンス 第4章 海外現地取引の決済制度とリスクヘッジ手段 1 現地取引の決済制度およびリスクヘッジ手段の特徴 ⑴ ファクタリング ⑵ 取引信用保険 ⑶ 銀行を利用したリスクヘッジ手段 (Domestic L/C,銀行引受手形) 2 カントリーリスクに対するヘッジ手段 ⑴ L/Cコンファメーション ⑵ フォーフェイティング ⑶ 邦銀が提供するカントリーリスクヘッジ商品の留意点 ⑷ 貿易保険 ⑸ 取引先の海外拠点を利用したリスクヘッジ 3 現地販売取引におけるカントリーリスクヘッジ ⑴ カントリーリスクヘッジの手順 ⑵ 持株会社の活用 4 海外子会社投資におけるカントリーリスク ⑴ 海外子会社が国から接収されるリスク ⑵ 送金停止となるリスク ⑶ 為替リスク <コラム> カントリーリスク再び? 第5章 既存取引先の与信管理 1 取引先の危険な兆候 ⑴ 日常の取引振り ⑵ 法的な変化 ⑶ 財務内容の変化 ⑷ 外部環境の変化 ⑸ 内部環境の変化 2 国の危険な兆候 3 支払遅延時の対応 ⑴ 支払遅延の原因 ⑵ 支払遅延の対応策 <コラム> アジア企業の親族経営 付 録 海外企業宛て債権管理状況確認シート |
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保阪 賀津彦(ほさか かつひこ) 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 国際業務支援ビジネスユニット 国際アドバイザリー事業部 副部長 1986年慶應義塾大学経済学部卒業,三菱銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。外国為替ディーリングを担当後,三菱UFJファクターに出向,企画業務を担当。三菱UFJ銀行帰任後は国際業務部副部長として企業の海外展開および海外債権,為替,資金のリスク管理等のアドバイス,行員向けの研修を担当。2015年より現職にて,海外企業向けの与信管理・債権管理,外貨ALM管理,為替リスク管理等のコンサルティング業務に従事。株式会社商事法務・債権管理実務委員会,経営法友会,三菱UFJ銀行のセミナー講師等を担当。旬刊経理情報等雑誌寄稿も多数。 |