現場力がUPする課長の会計強化書 |
[著者プロフィール][このウィンドウを閉じる] |
目次 第1章 カネは利益とは異なる動きをするのです 1 カネが循環していますか? 2 カネは“ルール”に従って循環するのです 3 カネの「調達」と「運用」 4 カネの動きの“スピード” 第2章 債権はカネにあらず ― 見えるコストと見えないコスト 1 見えるコストと見えないコスト 2 売掛金の確実な回収のためには? ⑴ 会議を盛り上げよう ⑵ 資金繰りは「経理課長マター」? ⑶ “クレーム”処理を迅速に! 3 売掛金の早期回収のためには? ⑴ どうしたら早く検収してもらえるか ⑵ 受取手形の“サイト”に注意! 4 売上債権の回収日数に注意せよ! 5 貸倒引当金でOK? ― アンテナを高く! 第3章 なぜ「閉店セール!」をするのか? ― 在庫はカネの塊なのです 1 在庫はカネの塊なのです 2 “プロ”のいう在庫管理とは? 3 在庫と利益と税金は連動しているのです 4 税務署は疾と うにお見通し! 5 棚卸資産の減耗損 ― なぜ恒常的に発生するのか? 6 棚卸資産の評価損と廃棄損 ― まず、その原因を究明せよ! コラム① ネアカな課長 第4章 「いくら儲けたか」より「どうやって儲けたか」 1 儲けを計算することとは? 2 「いくら儲けたか」 3 「どうやって儲けたか」 ⑴ 5つの段階別損益 ⑵ ケーススタディ 4 「減損損失」と「リストラ費用」に要注意! 第5章 貸借対照表は「会社の歴史」を示しているのです 1 貸借対照表の仕組み 2 左側の合計欄と右側の合計欄の金額は一致。なぜ? 3 “名門”高島屋が倒産⁉ 4 2つの重要な指標 ― 自己資本比率と利益剰余金 ⑴ 自己資本比率 ― 会社の「総合力」を示す ⑵ 利益剰余金 ― 留保した利益の累積額 5 ケーススタディ ― 内部留保を吐き出せ⁉ ⑴ 利益剰余金“ベスト5” ⑵ 東芝の“チカラ”? 第6章 キャッシュの動きから会社を診る 1 キャッシュフロー計算書のフォーム 2 キャッシュの流れを3つの領域でつかむ ⑴ 営業活動によるキャッシュフロー ⑵ 投資活動によるキャッシュフロー ⑶ 財務活動によるキャッシュフロー ⑷ 〝フリーキャッシュフロー”とは? 3 発見! ― CFがPLとBSを結ぶ! コラム② 「2:6:2」の後の「2」 第7章 パナソニック物語 ① ― どん底への転落。なぜ? 1 パナソニックの18年間の業績 ― 概観 2 パナソニックの各期の業績 ⑴ 2001(平成13)年3月期~2008(平成20)年3月期 ― 創業以来の「大赤字」と「至福」の2期 ⑵ 2009(平成21)年3月期 ― “リーマンショック” ⑶ 2010(平成)年3月期 ― なぜ減価償却方法を変更? ⑷ 2011(平成23)年3月期 ― 三洋電機を統合 ⑸ 2012(平成24)年3月期 ― どん底へ 第8章 パナソニック物語② ― どん底からの脱出、その利益捻出方法とは? 1 パナソニックの各期の業績(続) ⑴ 2013(平成25)年3月期 ― さらにどん底へ ⑵ 2014(平成26)年3月期 ― 過去最大の特別利益 ⑶ 2015(平成27)年3月期 ― 「V字回復」? ⑷ 2016(平成28)年3月期 ― 長いトンネルからの脱出! ⑸ 2017(平成29)年3月期 ― 巨額な「関係会社株式売却益」 ⑹ 2018(平成30)年3月期 ―18年間の最高 2 巨額な特別損失の推移と特別利益の実現 第9章 パナソニック物語 ③ ― 完全復活のカギはテレビ事業と三洋電機⁉ 1 パナソニックの財政状態を診断する ⑴ “パナソニックファミリー”の「絆きずな」 ⑵ 関係会社長期貸付金の存在 ⑶ 1兆円超の社債と自己株式所有率 2 巨額な関係会社貸付金の推移とその実態 3 債務超過の関係会社とその推移 4 最大の課題はテレビ事業と三洋電機です コラム③ プロフェッショナル+ α 第10章 パナソニック物語 ④ ― なぜ、給与が上がらないの? 1 パナソニックとグループの過去18年間の財政状態の推移 ⑴ 総資産 ⑵ 利益剰余金 ⑶ 自己資本比率 2 パナソニックグループの従業員数、連結子会社数、給与 ⑴ 従業員数と子会社数 ― 業績を反映 ⑵ 給与 ― パナソニック、日立、東芝 3 ある事件 ― こんなことをしてはいけません コラム④ 課長の格付け 補 章 攻めのリスクマネジメント ― ERM経営とは? 1 リスクをチャンスとして捉える 2 リスクとリターンと資本の一体的管理 3 リスクと資本、資本配賦とリスクリミットの関係 4 “ストレステスト” おわりに |
[目次][このウィンドウを閉じる] 著者プロフィール
|
千代田 邦夫(ちよだ くにお) 1966年 早稲田大学第一商学部卒業 1968年 早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了 1968年 鹿児島経済大学助手,講師,助教授(~1976年) 1976年 立命館大学経営学部助教授(~1984年) 1984年 立命館大学経営学部教授(~2006年) 2006年 立命館大学大学院経営管理研究科教授(~2009年) 2009年 熊本学園大学大学院会計専門職研究科教授(~2012年) 2012年 早稲田大学大学院会計研究科教授(~2014年) 2013年 公認会計士・監査審査会会長(~2016年) 現 在 立命館大学大学院経営管理研究科客員教授 立命館アジア太平洋大学(APU)客員教授 MS&AD インシュアランスグループホールディングス㈱ 監査役(非常勤) 経営学博士・公認会計士 〈主要著書〉 単著 『財務ディスクロージャーと会計士監査の進化』中央経済社,2018年 『 新版会計学入門―会計・監査の基礎を学ぶ』(第5版),中央経済社,2018年『闘う公認会計士―アメリカにおける150年の軌跡』中央経済,2014年『監査役に何ができるか?』(第2版),中央経済社,2013年 『現代会計監査論』(全面改訂版),税務経理協会,2009年『 会計学入門―会計・税務・監査の基礎を学ぶ』(第9版),中央経済社,2008年『貸借対照表監査研究』中央経済社,2008年『日本会计』李敏校閲・文忠訳,上海財経大学出版社,2006年『課長の会計道』中央経済社,2004年『監査論の基礎』税務経理協会,1998年『 アメリカ監査論―マルチディメンショナル・アプローチとリスク・アプローチ』中央経済社,1994年(日経・経済図書文化賞,日本会計研究学会太田賞,日本内部監査協会青木賞)『公認会計士―あるプロフェッショナル100年の闘い』文理閣,1987年『 アメリカ監査制度発達史』中央経済社,1984年(日本公認会計士協会学術賞) 共編著 『体系現代会計学第7巻 会計監査と企業統治』中央経済社,2011年 共訳 『 ウォーレスの監査論―自由市場と規制市場における監査の経済的 役割』同文舘出版,1991年 |