入門財務会計（第３版） |
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| 目次 第１章 会計とは何か １ 取 引 ２ 記 録 ３ 報 告 ４ 会計の意味の変化 ５ 会計の領域 ５.１ 活動目的による分類 ５.２ 報告対象による分類 第２章 会計の機能 １ 会計情報の利用者と利用目的 ２ 説明機能 ３ 利害調整機能 ４ 情報提供機能 ５ 経済的機能に関する検討の小括 ６ マクロ的経済機能とミクロ的経済機能 ７ ミクロ的経済機能の基礎理論 ８ 意思決定支援機能 ９ 契約支援機能 第３章 会計のルール １ 承認が必要なルールと不要なルール ２ 複数の代替的ルールを選択的に利用する可能性 ３ ルールの選択が経済的影響を持つ可能性 ４ 社会的ルールの必要性 ５ GAAPと会計ルールの設定プロセス ６ 帰納的アプローチから演繹的アプローチへ ７ ２つのアプローチの性質とIFRSへの対応 ８ デュー・プロセス ９ 会計の目的依存性 第４章 会計の制度性 １ 法制度と会計 １.１ 制度会計 １.２ 確定決算主義と逆基準性 ２ 企業会計に対する法律の支持 ３ 慣習としての会計ルール ３.１ 制度派理論による制度分析 ３.２ 会計システムの類型分析 第５章 会計の基礎概念 １ 会計公準 １.１ 企業実体の公準 １.２ 継続企業の公準 ･･･他 ２ 企業会計原則 ２.１ 企業会計原則の制度的位置づけ ２.２ 企業会計原則の概要 ･･･他 ３ 概念フレームワーク ３.１ 概念フレームワークの位置づけ ３.２ 概念フレームワークの概要 ･･･他 第６章 会計の仕組み １ 貸借対照表と損益計算書の関係 ２ 設例による財務諸表の作成 ２.１ 会社の設立と営業活動の開始 ２.２ 期末における利益の決定 ３ 利益決定の前提 第７章 利益計算の考え方 １ 会計におけるストックとフロー ２ 財産法と損益法 ２.１ ２つの計算モデル ２.２ 計算モデルの理念的な指向性 ･･･他 ３ 資本維持と利益計算 ３.１ 資本と利益 ３.２ ３つの資本維持論 ･･･他 ４ 静態論と動態論 ４.１ 静態論から動態論へ ４.２ 動態論の論理構成 ･･･他 第８章 発生主義会計 １ 現金主義会計と発生主義会計 ２ 発生主義の原則 ２.１ 測定対価の原則 ２.２ 期間配分の原則 ･･･他 ３ 収益の認識基準 ３.１ 販売基準 ３.２ 生産基準 ･･･他 ４ 費用の認識基準 ４.１ 費消基準 ４.２ 時間基準 ･･･他 第９章 配分と評価 １ 配分の基本的な考え方 ２ 費用配分の原則 ３ 有形固定資産の減価償却 ４ 棚卸資産原価の配分方法 ５ 評価の考え方と処理手続き ５.１ 評価の基本的な考え方 ５.２ 配分と評価の比較検討 ･･･他 ６ 例題による財務諸表の作成 ７ キャッシュ・フロー計算書 ７.１ キャッシュ・フロー計算書の役割 ７.２ キャッシュ・フロー計算書の仕組み ･･･他 第10章 資産負債アプローチと収益費用アプローチ １ 基本的な論理構成 １.１ 資産負債アプローチ １.２ 収益費用アプローチ ･･･他 ２ ２つの会計観の相違 ２.１ 1976年討議資料における資産負債アプローチ ２.２ 改訂概念フレームワークにおける資産負債アプロ―チ･･･他 ３ 包括利益と純利益 ３.１ 利益概念の二元化 ３.２ 包括利益計算書と組替調整 ･･･他 ４ 純資産と株主資本 第11章 資産・負債の認識と測定 １ 基準設定に対する資産負債アプローチの作用 ２ 有価証券の時価評価 ２.１ 売買目的有価証券の時価評価 ２.２ その他有価証券の時価評価 ･･･他 ３ 割引現在価値の考え方 ３.１ 割引現在価値の基本的な考え方 ３.２ 期待キャッシュ・フローの流列に着目した割引現在価値の 計算 ４ リース会計 ４.１ 用語の定義と会計処理 ４.２ 設例によるリース会計の仕組みの検討 ･･･他 ５ 退職給付会計 ５.１ 用語の定義と会計処理 ５.２ 設例による退職給付会計の仕組みの検討 ･･･他 ６ 資産除去債務会計 ６.１ 用語の定義と会計処理 ６.２ 設例による資産除去債務会計の仕組みの検討 ･･･他 ７ ３つの会計基準の異同関係 第12章 純資産の会計 １ 純資産の部の表示区分と構成項目 １.１ 純資産の部の表示区分 １.２ 資本金 ･･･他 ２ 株主資本の区分の考え方 ２.１ 株主資本に関する３つの資本概念 ２.２ 企業会計原則の本来の考え方 ･･･他 ３ 株主資本以外の各項目の考え方 ３.１ 企業会計基準における新しい考え方 ３.２ 二元的会計システムの形成 |
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藤井 秀樹（ふじい ひでき） 1956年 福岡県生まれ 1978年 京都大学経済学部卒業 1984年 京都大学大学院経済学研究科博士後期課程指導認定退学 1984年 近畿大学商経学部講師，助教授，京都大学経済学部助教授 を経て 1997年 京都大学博士（経済学） 1998年 京都大学大学院経済学研究科教授，現在に至る。 1999年 マンチェスター大学客員教授（〜2000年） 2004年 パリ・ドフィーヌ大学招聘研究者 2004年 税理士試験委員（〜2006年） 2014年 公認会計士試験委員（〜2018年） 現在，日本会計研究学会評議員・学会賞審査委員，国際会計研究学会理事，財務会計研究学会副会長，会計理論学会理事，非営利法人研究学会常任理事，公益事業学会理事など。 主要著作等 『現代企業会計論』森山書店，1997年（日本会計研究学会太田・黒澤賞）。『 制度変化の会計学─会計基準のコンバージェンスを見すえて』中央経済社，2007年（国際会計研究学会賞，日本公認会計士協会学術賞）。 “An Institutional Theory Perspective on Accounting Evolution: Rulemakers’Belief and Empirical Evidence,”D. Bensadon and N. Praquin（eds.）, IFRS in aGlobal Wold: International and Critical Perspectives on Accounting, Essays in Honor of Professor Jacques Richard, Springer, 2016, pp.41-56. |