現代フランス管理会計 ─会計,コントロール,ガバナンス |
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目次 はしがき 本書の構成 序 章 ブッカンのマネジメント・コントロール論を基礎に 1 コントロールとは何か 2 コントロール概念から管理会計概念を構築する [第1部]管理会計からマネジメント・コントロールへ 第1章 フランスにおける管理会計の生成とその意味 1 はじめに 2 管理会計フレームワーク構築の試み 3 分析会計と管理会計:間接費配賦をめぐって 4 同質セクション法の構造と機能 5 管理会計の2つの合理性 6 結び:フランス管理会計生成の意味するもの 第2章 原価企画へのフランス管理会計からのアプローチ 1 はじめに 2 原価企画研究の動向:『原価企画研究の課題』をめぐって 3 原価企画のフランスでの位置づけ 4 原価企画の「目標原価による管理システム」としての特質 5 結 び 第3章 フランス管理会計における活動基準会計の役割とその意味 ─管理会計の2つのルーツとその統合をめぐって 1 はじめに 2 フランス管理会計の2つのルーツ 3 活動基準思考による分析会計アプローチと意思決定アプローチ の統合 4 結 び 第4章 フランス付加価値単位(UVA)手法の構造とその歴史的意義 ─活動基準原価計算(ABC)との比較の視点から 1 はじめに:考察の対象と方法 2 最近のフランス会計学界でのUVA 法をめぐる本質論争 3 1つの原価計算方法としてのUVA 法の起源とその歴史的発展 過程 4 UVA 法の計算構造と機能:ABC との比較分析の視点 5 結 び 第5章 タブロー・ド・ボール(TDB)とバランスド・スコアカード(BSC) 1 はじめに 2 フランスのTDB の構造と機能 3 北米生まれのBSC の構造と機能 4 マネジメント・コントロール手法の収斂の意味: 2つの問題提起へ向けて 5 結 び 第6章 フランス管理会計の特徴とその発展の方向 ─管理会計研究の課題 1 はじめに 2 管理会計の国際比較研究の視点:管理会計発展段階論 3 管理会計とマネジメント・コントロールの発展方向 4 結 び 補 論 『プラン・コンタブル・ジェネラル』からの分析会計の排除と その意義─フランス分析会計とは何だったのか 1 はじめに 2 分析会計離脱の理由⑴:基準の任意性の視点 3 分析会計離脱の理由⑵:事業の秘密性の視点 4 分析会計離脱の理由⑶:マネジメント・コントロールの視点 5 結びに代えて [第2部]マネジメント・コントロールからガバナンス・ コントロールへ 第7章 コントロールのパラドックス的特性と管理会計 1 はじめに 2 ABC・BSC と管理会計の発展 3 コントロールのパラドックス的特性と管理会計の限界 4 結 び 第8章 内部統制を介したマネジメント・コントロール論への ガバナンス概念の包摂─ガバナンス・コントロールの構想 1 はじめに 2 マネジメント・コントロール論から捉えた石油危機以後の日米間 の経済関係(3つの側面) 3 マネジメント・コントロール論から見たCOSO 『内部統制の統合的枠組み』の意義:2つの論点 4 2つの論点ヘのマネジメント・コントロール論の対応: ガバナンス概念の包摂とその意味 5 結 び 終 章 管理会計・コントロールの基本原理と発展の行方 1 はじめに 2 4つの論点 3 結 び 参考文献 あとがき 索 引 |
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《著者紹介》 大下 じょう平(おおした じょうへい) 九州大学大学院経済学研究院教授 1954年 大分県生まれ 1978年 九州大学経済学部卒業 1980年 九州大学大学院経済学研究科博士前期課程修了 1982年 九州大学大学院経済学研究科博士後期課程中退 佐賀大学経済学部専任講師,助教授, 九州大学経済学部助教授を経て 1992年 パリ第九大学西欧財務管理研究センター(CREFIGE)客員研究員(~1993年) 1997年 博士(経済学)九州大学 1998年 九州大学経済学部教授 2000年 九州大学大学院経済学研究院教授に配置換え(現在に至る) [主な業績] 『フランス管理会計論─工業会計・分析会計・管理会計』同文舘,1996年。 『ブッカン フランス管理会計』(丸田起大と共訳)同文舘,2000年。 『管理会計の国際的展開』(西村明と共編著)九州大学出版会,2003年。 Les Grands Auteurs en Contrôle de Gestion, H. Bouquin( éd.) Editions EMS, 2005. 『ベーシック管理会計』(西村明と共編著)中央経済社,2007年。 |