コーポレートベンチャーキャピタルの実務 |
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目次 第1章 CVCが求められる背景 ―なぜ,今,CVCが必要なのか?― 1 日本のIT業界の凋落とオープンイノベーションの必要性 2 米国のイノベーションを支えるエコシステム 2.1 米国VCの歴史と経済貢献 2.2 VCのビジネスモデル 2.3 米国VCファンドの動向 2.4 米国のベンチャーキャピタリスト 3 米国CVCの発展の歴史と現状 3.1 米国CVCの歴史 3.2 米国CVCの現状 4 日本のベンチャー市場とCVCの発展 4.1 日本のベンチャー市場とVCの歴史・現状 4.2 日本のCVCの歴史・現状 第2章 CVCの設立と戦略 ―米国先行研究のまとめ― 1 オープンイノベーションにおけるCVCの位置付け 1.1 オープンイノベーションの定義,意義 1.2 オープンイノベーションの手段 2 CVCの定義とメリット 2.1 CVCの定義と手段 2.2 CVCのメリット 2.3 CVCのタイプ別分類 2.4 ベンチャー企業にとってのCVCのメリット 3 CVCの成功要因 3.1 本体企業との良好な関係と独立した意思決定 3.2 VCスキル,VC投資経験 3.3 報酬形態 3.4 本体企業のコミットメント 3.5 CVCの目的 4 投資形態と事例 4.1 VCファンドへの投資 4.2 CVCの運用をVCに委託 4.3 CVCの運用,自己勘定ベンチャー投資 4.4 CVC投資事例 第3章 CVCの運用 ―実務上のベストプラクティス― 1 案件発掘(Deal Sourcing) 1.1 VCの投資案件発掘 1.2 VCによる共同投資 1.3 CVCの投資案件発掘 2 投資検討:デューデリジェンス(Due Diligence) 2.1 VCのデューデリジェンス 2.2 CVCのデューデリジェンス 3 投資実行(Execution) 3.1 CVCの投資額,投資持分 3.2 戦略的リターンの獲得 3.3 ファイナンシャルリターンの獲得 4 投資先の支援と管理(Monitoring) 4.1 VCの投資先支援と管理 4.2 CVCの投資先支援と管理 5 投資回収(Exit) 5.1 本体企業による買収 5.2 ファイナンシャルリターンの回収 第4章 発展するベンチャー・エコシステム 1 米国ベンチャー企業の経営手法 1.1 米国ベンチャー企業の競争力と成長戦略 1.2 米国ベンチャー企業のExit 2 日本のベンチャー業界の発展 2.1 日本の成長企業経営者のプロフィール 2.2 日本のベンチャー市場動向 2.3 日本のベンチャー企業のExit 3 日本のインターネットサービス企業のパフォーマンス分析 3.1 分析対象企業 3.2 財務分析 3.3 分析結果 第5章 日本のCVCの現状 ―運用形態と実績に関するヒアリング調査と分析― 1 実態調査対象企業 2 運用形態に関するヒアリング内容と結果 2.1 日本のCVCの基本情報 2.2 日本のCVCの投資パフォーマンス 2.3 日本のCVCの組織形態等 3 CVCの成功要因分析 3.1 成功要因分析のための仮説設定 3.2 日本のCVCでの検証結果 3.3 分析結果のまとめと精度向上のための課題 第6章 日本のCVCの発展に向けて 1 本書のまとめ 1.1 拡大する日米IT企業の格差 1.2 オープンイノベーションの価値 1.3 米国CVCの成功要因の有効性 2 日本のCVCへの提言 2.1 日本のベンチャーエコシステムの発展 2.2 制度改革による動機づけシステムの最適化 参考文献 事項索引 |
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倉林 陽(くらばやし あきら) Draper Nexus Ventures マネージングディレクター 1974年東京都生まれ。同志社大学博士(技術・革新的経営)。ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営大学院(MBA)修了。東京大学Executive Management Program修了(第17期)。1997年富士通㈱入社。経営企画室にて、Wa1den International]apanへの出向を含むコーポレートベンチャーキャピタル業務を担当後,2003年に三井物産㈱に入社。情報産業本部戦略企画室投資事業開発チームを経て,シリコンバレーにMitsui & Co. TechnologyInvestment Groupを設立。Directorとして駐在し,米国ベンチャー企業への投資,事業開発業務を担当。MBA留学後,Globespan Capital Partnersの日本代表を経て,2011年にsalesforce.comに入社。SalesforceVentures初代日本投資責任者として投資先20社とのエコシステムを構築し,Gold ISV Partner3社を含む主要パートナー企業を創出。2015年よりDraper Nexus Venturesに参画し,マネージングディレクター就任。現在投資先の㈱チームスピリット,㈱フロムスクラッチ,㈱サイカ,UPWARD㈱,toBe マーケティング㈱,モビンギ㈱,㈱カケハシ,㈱マツリカの社外取締役,及び㈱FOLIOの取締役会オブザーバーを務める。 |