平山朝治著作集 第6巻 憲法70年の真実 |
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目次 イントロダクション 一章 憲法解釈と安保法 1 安保法案 こう考える 2 歴史から忘れられた憲法第九条成立の趣旨 3 安保法成立に際して 二章 集団的自衛権を巡る憲法論争の再検討 はじめに― しろうとには理解困難で、国際法とは異なる、 日本政府の集団的自衛権 1 「憲法に軍規定がないので違憲」論は不成立 2 一九五四年下田武三外務省条約局長の集団的自衛権行使 不可能論は、禁止ではなく事実判断 3 一九六〇年岸信介内閣―根拠を示さぬ海外派兵違憲論で 安保ただ乗り 4 「戦力」の定義から集団的自衛権違憲判断を導いた一九七二年 参議院決算委員会提出資料 5 コスト最小化の必要条件として集団的自衛権違憲を正当化した 一九八一年衆議院答弁書 6 二〇〇四年衆議院予算委員会―七二年・八一年政府見解を 誤解した秋山收内閣法制局長官答弁 7 世の中を覆い尽くすマスコミの誤報 8 二〇一四年七月一日の閣議決定は七二年と八一年の政府 見解の確認にすぎない 9 違憲の疑いがある立法は避けるべきか? おわりに―自衛権は自然消滅すべきもの 三章 日本国憲法の平和主義と、安全保障戦略 はじめに・ 1 憲法第九条の立法趣旨とその封印 ㈠ マッカーサーの真意 ㈡ 曲解された吉田茂答弁 ㈢ 芦田均修正の真相 ㈣ 芦田のタン学説剽窃疑惑 ㈤ 宮沢俊義のプログラム規定説提唱と、高柳賢三の剽窃疑惑 ㈥ 高柳の死と宮沢の再提唱 2 戦後日本における非武装戦略のゲーム理論的分析 ㈠ 集団安全保障の効果 ㈡ 冷戦・序―山川均の日本真空化論 ㈢ 冷戦・破―割れる国論 ㈣ 冷戦・急―集団的自衛権違憲論で安保ただ乗り ㈤ 冷戦・後―非武装平和主義の共産化と劣化 3 結論 追記 あとがき 初出リスト |
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平山 朝治(ひらやま あさじ) 一九五八年 山口県小野田市(合併後、山陽小野田市)生まれ 一九八九年 東京大学大学院修了(経済学博士) 東京大学助手などを経て 現 在 筑波大学人文社会系 教授 [主要著書](本著作集未収録のもの) 『比較経済思想』(近代文芸社、一九九三年) 『「日本らしさ」の地層学』(情況出版、一九九三年) 『イエ社会と個人主義─日本型組織原理の再検討』(日本経済新聞社、一九九五年) 『アジアからの戦略的思考と新地政学』(共著、芙蓉書房出版、二〇一五年) |