イノベーションで創る持続可能社会

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目次

 はじめに

 序章 イノベーティブサステナビリティとは
  はじめに
  本書の概要
  各章の視点

第Ⅰ部 イノベーティブな企業組織の要件
 第1章 イノベーティブサステナビリティのための重要成功要因
  1 はじめに
  2 イノベーションケイパビリティとイノベーション評価
  3 アンケート分析による重要成功要因の検討
  4 イノベーティブサステナビリティ達成への道筋
  5 おわりに

 第2章 仲介者を用いた企業間の共同開発の促進
  1 はじめに
  2 日本においてマッチング活動が成功しない理由
  3 オープンイノベーションのビジネスモデル
  4 仲介者を用いた共同開発の取り組み
  5 仲介者を用いた取り組みの分析
  6 おわりに

 第3章 持続維持可能なイノベーションと職務動機づけ
  1 はじめに
  2 イノベーションの基盤となるモチベーション要因
  3 イノベーションと雇用の安定
  4 日本人の不安回避傾向と雇用の安定性
  5 雇用の安定性と技術流出の逆相関
  6 事例からみるイノベーションを発現させる要因分析
  7 おわりに

 第4章 知識ベース経営モデル―医療組織を事例として
  1 はじめに
  2 知識ベース経営とは
  3 医療組織の特徴と知識ベース経営に向けた課題
  4 文化―歴史的活動理論に基づく医療組織の知識ベース
    経営モデル
  5 おわりに

第Ⅱ部 市場拡大へのグローバル戦略
 第5章 企業の国際立地戦略
  1 はじめに
  2 ポーターの企業の国際戦略モデル
  3 ディッケンのグローバル化概念
  4 企業の国際立地戦略の論理
  5 日本企業のアジア立地戦略
  6 おわりに

 第6章 日本企業のボリュームゾーンイノベーション
  1 はじめに
  2 新興国市場への適応戦略
  3 中国市場におけるダイキンのブランド戦略
  4 エースコックベトナムのブランド戦略
  5 事例の一般化可能性
  6 おわりに―新興国市場における日本型マーケティング

 第7章 ソウル東大門ファッション複合大集積の展開
  1 はじめに
  2 グローバル化適応初期―新小売業と輸出始動
    (1998〜2005年前後)
  3 グローバル化適応本格期―商業ビル間競争の激化と
    東大門戦略(2005年前後〜2011年)
  4 おわりに

 第8章 BOP製品開発と創造性―包容力・バランス・俊敏性を中心に
  1 はじめに
  2 社会的サステナビリティ,シンクレティズムおよびダイナミック
    ケイパビリティ
  3 BOPのためのデルフト工科大学「製品開発プログラム」
  4 おわりに

第Ⅲ部 イノベーティブサステナビリティを牽引する仕組み・
      外部支援

 第 9章 銀行の役割としての協同と連合化
  1 はじめに
  2 ドイツ銀行経営学の現在―銀行の経済的機能
  3 私経済的銀行経営学と国民経済学的銀行経済学
  4 おわりに―ネットワークと銀行の役割

 第10章 中小企業のイノベーションを支援する自治体の行財政構造
        ―大阪市を事例として
  1 はじめに
  2 大阪市における産業政策と政策理念の変化
  3 大阪市中小企業政策の行財政分析
  4 大阪市中小企業政策の再編の特徴と課題
  5 おわりに

 第11章 日中企業の業績評価システム
  1 はじめに
  2 京セラのアメーバ経営
  3 ハイアールの市場連鎖管理
  4 アメーバ経営と市場連鎖管理との比較
  5 おわりに

第Ⅳ部 先進的サステナビリティの確保
      ―先進国が先進的であるために

 第12章 社会的責任と業績評価―経済的価値と社会的価値の
        バランス
  1 はじめに
  2 CSRと経済的価値
  3 SR規格としてのISO26000
  4 水道事業体の会計制度変更
  5 社会的利益とアウトカム概念
  6 おわりに

 第13章 社会的企業と障害者雇用
  1 サステナブルな社会と社会的企業
  2 社会的企業
  3 障害者雇用
  4 おわりに

 第14章 サステナブルな地域発展に向けた企業の責任
        ―水俣病事件の教訓を踏まえて
  1 はじめに
  2 水俣病に関するチッソの責任
  3 水俣病の被害
  4 水俣病をめぐる訴訟と企業の責任
  5 おわりに―地域再生に関する企業の取り組み

 おわりに
 
 付録
 
 索引

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著者プロフィール
<編著者紹介>
太田雅晴(おおたまさはる)
大阪市立大学大学院経営学研究科(グローバルビジネス専攻・教授)
1954年生まれ。
大阪大学大学院工学研究科修士課程修了,京都大学大学院工学研究科博士後期課程研究指導認定退学。
博士(工学)。
京都大学工学部助手,富山大学経済学部経営学科助教授,大阪市立大学商学部助教授,同教授を経て,現職。
その間に,米国ケースウエスタンリザーブ大学および豪州メルボルン大学客員研究員。
専門:オペレーションズマネジメント,イノベーションマネジメント,経営情報

主な著作:
“Japanese Innovation Process,”(D. Samson, Y. Hazama との共著)International Journal of Operations & Production Management, Vol.33, No.2(2013),
『イノベーションマネジメント―システマティックな価値創造プロセスの構築に向けて―(編著)』日科技連出版社(2011),
『生産情報システム【第2版】』日科技連出版社(2009,1994年初版),『ビジネスエッセンシャルズ②経営情報(編著)』有斐閣(2003),
「中小企業の経営実態とその再生指針(第3章)」富澤修身編著
『大阪新生へのビジネス・イノベーション』ミネルヴァ書房(2009)など。