シリーズ 働く人を守る 残業 |
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目次 第1章 「残業」問題を考える 第1節 何で「残業」が問題か 1 「人たるに値する生活」のために 2 労働時間独自の規制の必要(時間と賃金の切断) 3 社員自身の意識改革 第2節 なぜ,「残業」が必要か 1 業務量こそが問題 2 無駄な拘束時間の排除 3 安い残業代 4 行政指導から透けてみえる事由 第3節 「残業」はしないといけないのか 1 残業義務は存在するのか 2 日立武蔵事件判決の背景 3 最高裁判決 4 4つのハードル 5 懲戒処分の程度 第2章 「残業」をしない法─36協定の重要性─ 第1節 残業の大前提 第2節 36協定を結ぶ義務は一切,ない 第3節 協定すべき事項 1 残業させる必要のある具体的事由 2 業務の種類 3 労働者数 4 延長することができる時間(上限時間) 5 休日労働の場合についての協定事項 ……ほか 第4節 届 出 第5節 残業を規制する法律 第6節 過半数代表の重要性 1 36協定の当事者 2 第1順位の過半数組合 3 第2順位の過半数代表者 4 過半数代表が関わる事項 第3章 無限定な「残業」は許されるのか 第1節 無限定な働き方・働かされ方 第2節 みなし時間 第3節 みなし時間1 事業場外労働 第4節 みなし時間2 裁量労働 第5節 在宅勤務,テレワーク 第6節 適用除外者~管理監督者 1 適用除外者 2 管理監督者とは 3 管理監督者規定の由来 4 管理監督者の運用実態 5 こんな社員だけが管理監督者 ……ほか 第7節 会社の健康管理の責任 1 時間管理義務 2 健康管理義務 3 仕事で健康を害してはならない─ 安全衛生委員会を活用しよう 第4章 労働時間の原則と例外 第1節 労働時間の原則 1 所定労働時間,法定労働時間,実労働時間の違い 2 実労働時間の上限規制(法定労働時間) 第2節 法定労働時間(3原則)の例外 1 法定労働時間の例外 2 法定休日の例外 3 みなし労働時間制 4 適用除外 5 特 例 第5章 残業代 第1節 法外残業と法内残業 第2節 労働時間 1 労働時間とは 2 着替え,小集団活動,健康診断など 3 仮眠時間 4 持ち帰り残業 5 接 待 ……ほか 第3節 みなし労働時間 1 事業場外労働のみなし時間制 2 裁量労働の基本問題 第4節 変形制の場合の残業時間 1 総 論 2 1カ月変形制(労基法32条の2) 3 1年変形制(労基法32条の4) 4 フレックスタイム制(労基法32条の3) 第5節 時間単価と割増率 1 時間単価 2 所定賃金(労基法37条1項・5項) 3 所定時間 4 割増率 5 60時間超の場合の割増率 ……ほか 第6節 残業代の既払い 1 総 論 2 固定(定額)残業代 3 手当の実質は残業代か? 4 基本給に入っている? 5 年俸制でも残業代は発生する 第6章 その他の労働時間問題 第1節 労働日・労働時間の変更 1 始終業時刻の繰上げ・繰下げ 2 休日振替と代休 第2節 休日と休暇・休業 1 休 日 2 休 暇 3 休 業 第7章 残業代を請求する 第1節 取扱機関 1 ADR 2 労基署への申告 3 裁 判 第2節 訴訟上の諸問題 1 使用者の労働時間の管理・把握義務 2 証拠の確保 3 残業時間の立証 4 消滅時効 5 付加金 ……ほか 第8章 残業なんてしない働き方の実現を 1 まずは,1,800時間社会を 2 程遠い現状 3 現状で満足か? 4 休む権利と休ませる義務 5 労働基準法の大改正 ……ほか 資料編 1 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章 2 所定外労働削減要綱「第4 労使が取り組むべき事項に関する 指針」 3 時間外労働・休日労働に関する協定届 4 『改訂3版 三六協定締結の手引』(74〜81頁) 5 労基法違反申告書 ……ほか 判例索引 |
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鴨田 哲郎(かもた てつお) 昭和53年弁護士登録(東京弁護士会,30期),旬報法律事務所入所。 平成14年11月から平成19年10月,日本労働弁護団幹事長。 平成20年11月から平成23年10月,新司法試験考査委員(労働法)。 平成24年₄月から早稲田大学法科大学院教授(労働法)。 |