公会計制度の改革〈第2版〉

  • 書籍品切れ中

亀井 孝文

定価(紙 版):3,960円(税込)

発行日:2011/03/04
A5判 / 288頁
ISBN:978-4-502-43370-2

ただいま品切れ中です

入荷をお待ちの方は、
お気に入りリストへご登録ください

  • ただいま品切れ中です

    入荷をお待ちの方は、
    お気に入りリストへご登録ください

本の紹介
公会計制度の形成や背景、近年の制度改革への理論的検討と国際動向を概観し、財政健全化をめざす新しい公会計のしくみを示す。公会計検査・監査、財政分析の論点にも重点をおき改訂した新版。

目次


公会計制度の改革<第2版>
目次

 第2版の刊行にさいして

第Ⅰ部  公会計の周辺を知る
 第1章 公会計をめぐる環境と諸問題
  第1章のポイント
   第1節 国の財政等の概況
   第2節 政府の財政構造
   第3節 国民負担と世代会計
   第4節 世代間の衡平性と公会計
   第5節 公企業の問題
  本章のまとめ

第Ⅱ部 公会計のしくみを知る
 第2章 公会計の概念
  第2章のポイント
   第1節 会計学の体系における公会計の位置
   第2節 制度会計を根拠づける規範
   第3節 公会計の領域
   第4節 公会計の意味と名称
   第5節 公会計の目的
   第6節 公会計の学際性
   第7節 公会計の国際性
  本章のまとめ

 第3章 公会計制度の生成と発展
  第3章のポイント
   第1節 諸外国における公会計制度の沿革
   第2節 わが国における公会計制度の沿革
   第3節 制度草創期における「会計」の概念
   第4節 「一般会計」と「特別会計」の歴史的意味
   第5節 公会計における記帳法
  本章のまとめ

 第4章 公会計制度の概要
  第4章のポイント
   第1節 公会計制度の法的枠組み
   第2節 制度における基本概念
   第3節 制度の枠組み
   第4節 地方自治体の会計制度
  本章のまとめ

 第5章 予算制度
  第5章のポイント
   第1節 国の予算に関する法的根拠
   第2節 国の予算原則
   第3節 国の予算の内容
   第4節 予算編成と成立の過程
   第5節 予算の種類
   第6節 地方自治体の予算制度
   第7節 地方自治体における予算の内容
  本章のまとめ

 第6章 決算制度
  第6章のポイント
   第1節 国の決算に関する法的根拠
   第2節 国の決算の内容
   第3節 地方自治体の決算
   第4節 地方自治体の決算に関する公開制度
  本章のまとめ

第Ⅲ部 新しい公会計を考える
 第7章 公会計改革の議論と動向
  第7章のポイント
   第1節 ニュー・パブリック・マネジメントの提唱
   第2節 「小さな政府」への転換と市場原理の導入
   第3節 公会計の改革の意味とその構図
   第4節 公会計改革の国際的潮流
  本章のまとめ

 第8章 国際公会計基準
  第8章のポイント
   第1節 国際公会計基準審議会とその活動
   第2節 IPSASの適用範囲と目的
   第3節 IPSAS一覧
   第4節 IPSASの概要
  本章のまとめ

 第9章 新しい公会計の理論
  第9章のポイント
   第1節 新しい公会計情報の目的
   第2節 価値計算の導入
   第3節 個別概念の根本的な再検討
   第4節 簿記システム
   第5節 計算書の体系化
   第6節 計算書の種類の多様化
   第7節 「一般会計」と「特別会計」の変更
   第8節 予算と会計との関連づけ
   第9節 マネジメント・サイクルと公会計システム
  本章のまとめ

 第10章 公会計と簿記システム
  第10章のポイント
   第1節 複式簿記と非複式簿記の選択
   第2節 複式簿記システムによる計算書の作成
   第3節 公会計における簿記法の考え方
   第4節 並列型システムと直列型システム
   第5節 複式簿記システムへの予算の統合
   第6節 コンテンラーメン(標準勘定組織)の設計
  本章のまとめ

 第11章 公会計改革の提言と実践
  第11章のポイント
   第1節 公会計改革提言の沿革
   第2節 新しい公会計基準等の提言
   第3節 公会計制度改革の実践
  本章のまとめ

第Ⅳ部 検査・監査と財政分析を知る
 第12章 会計検査制度
  第12章のポイント
   第1節 会計検査制度の沿革
   第2節 会計検査院による検査
   第3節 検査結果とその報告
   第4節 会計検査に関する国際活動
   第5節 会計検査の本質―企業の会計監査との相違―
   第6節 会計検査から業績評価への移行
         ―合規性監査から業績監査へ―
  本章のまとめ

 第13章 地方自治体の監査制度
  第13章のポイント
   第1節 制度の概要と沿革
   第2節 監査委員制度
   第3節 住民監査請求監査
   第4節 地方自治体の外部監査制度
  本章のまとめ

 第14章 財政分析
  第14章のポイント
   第1節 地方自治体の伝統的な財政分析指標
   第2節 地方自治体の新しい財政分析指標
   第3節 地方債引き受けのための分析指標
   第4節 財政分析と公会計
  本章のまとめ

 索 引


著者プロフィール 亀井 孝文(かめい たかふみ)
1947年生まれ
神戸商科大学(現兵庫県立大学)大学院博士課程単位取得,
博士(経営学・兵庫県立大学)
ドイツ・ボッフム大学経済学部(1971 〜1972 年)
ドイツ・マールブルク大学客員研究員(1989 〜1990 年)
現在 南山大学総合政策学部・大学院総合政策研究科教授
国際公会計学会会長(2007 年9 月〜現在に至る)

〈主要編著書〉
『地方自治体会計の基礎概念』(訳書/ K. リューダー著),中央経済社 2000 年
『公会計・監査用語辞典』(共同編集),ぎょうせい 2002 年
『公会計改革論 ―ドイツ公会計研究と資金理論的公会計の構築―』,白桃書房 2004 年(2004 年度
国際公会計学会賞・2005 年度日本地方自治研究学会賞)
『明治国づくりのなかの公会計』,白桃書房 2006 年
『公会計制度の改革』,中央経済社 2008 年
『公会計小辞典』(編集代表),ぎょうせい 2011 年






















著者紹介

亀井 孝文(かめい たかふみ)