取締役会改革

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中村 直人

定価(紙 版):2,420円(税込)

発行日:2016/11/18
A5判 / 236頁
ISBN:978-4-502-20991-8

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本の紹介
ガバナンス・コードの適用で取締役会の運営が大きく変化しています。社長選任手続、報酬決定手続、実効性評価等を取り上げ、今後実務はどう変わっていくかを論じています。

目次


取締役会改革
目次


第1 章 はじめに
 1 CGコードの普及
 2 社外取締役の増加による影響

2 章 取締役会の議題はどうすれば良いか?
 1 取締役会の議題は多すぎるのか?
 2 社外取締役の声を聞いてみる
 3 会社の全体像と個々の議題
 4 戦略を議論すること
 5 戦略と取締役会の機能
 6 取締役会の果たすべき機能とあるべき議題
 7 報告事項の見直し
 8 議案の発議 .......他

第3 章 これから取締役会は実質的な議論の場になる
 1 社外取締役の増加と取締役会の審議
 2 スケジュールの見直し
 3 議案の出し方
 4 社外取締役に腹落ちして議論してもらうための対策
 5 判断の基準を説明する
 6 社内取締役の発言
 7 さらに一歩進めて

第4 章 経営戦略と社長のミッションを定める
 1 ガバナンスの仕組みと社長のミッション
 2 経営戦略・中期経営計画等を定める
 3 社長のミッションを定める
 4 実務の対応はどこまでできるか?

第5 章 社長の選任プロセスはどうあるべきか?
 1 どういう人が社長になるべきか?
 2 具体的な社長適任者の選任基準
 3 新任,再任,解任のそれぞれの場面での評価基準
 4 指名委員会等は何をすべきか?
 5 誰が主導すべきか?
 6 指名委員会等にはどのような情報を提供すべきか?
 7 選任手続
 8 親会社・大株主が存在する場合の手続

第6 章 最高経営者等の後継者計画(サクセッション・プラン)
 1 後継者計画とは何か?
 2 なぜ後継者計画が必要なのか?
 3 後継者計画はガバナンスの問題なのか?
 4 後継者計画は,モニタリングシステムなどと有機的に繋がるもの
   である
 5 後継者計画がもたらすもの
 6 後継者計画の取締役会での監督
 7 これからの社長選任のあり方
 8 親会社がある会社,カリスマ経営者がいる会社などの対応

第7 章 経営者報酬の決定プロセスはどうあるべきか?
 1 CGコードの報酬に関するルール
 2 従来の役員報酬の考え方
 3 報酬制度の設計プロセス
 4 どういう報酬体系が望ましいのか?
 5 海外企業の大型買収と役員報酬制度の激変の時代
 6 報酬委員会・監査等委員会の仕事
 7 実務の対応 ?報酬決定手続の根本的な見直し……他

第8 章 危機的状況下での社外取締役の活動
 1 危機的状況下での社外取締役の活動
 2 業績悪化時の対応
 3 大規模不祥事の対応
 4 その他の場面

第9 章
 取締役会の手順の見直し
 1 取締役会の位置づけの見直し
 2 取締役会の所要時間のあり方
 3 資料の用意の仕方
 4 ガバナンス系の議題の担当部署の明確化
 5 審議について
 6 議長について
 7 採決について

第10章 取締役会の実効性評価がもたらすもの
 1 取締役会の実効性評価
 2 取締役会の実効性評価をする理由
 3 どういう項目を評価するのか?
 4 取締役会の実効性評価のプロセス
 5 すべてが永遠の改善プロセスであること
 6 完全性・無謬性を主張する時代ではないこと
 7 取締役会実効性評価のインパクト
 8 さらなる進化 ?取締役会評価から取締役評価へ

第11章
社外取締役は内部統制の構築に関して何をすべきか?
 1 不祥事に関する社外取締役の仕事
 2 社外取締役を含めた取締役会がすべき仕事
 3 社外取締役就任時の対応
 4 就任時以降は何をするべきか?
 5 問題の兆候を発見したとき

第12章自社のガバナンス体制はこれで良いか?
     ~全般的に見直したくなったらどうするか?
 1 ガバナンス体制の再構築
 2 どのモデルが良いか,各検討ポイントを考えてみる
 3 体系的に考える
 4 既存修正型の思考

第13章 社外取締役の登場と株主代表訴訟
 1 社外役員の発言
 2 従来の経営判断の原則
 3 社外役員の発言は吉と出るか凶と出るか?
 4 CGコードの時代と経営判断原則変容の予感
 5 社外取締役と信頼の原則
 6 議事録と資料,その他の残し方

第14章 今後の方向性
 1 CGコードの仕組みはうまく回るのか?
 2 CGコードによって企業価値は向上するのか?
 3 普遍化の時代
 4 日本企業が目指すもの
 5 CGコードの普及と実務の常識の変化



著者プロフィール
中村 直人(なかむら なおと)

1982年司法試験合格。83年一橋大学法学部卒業。85年弁護士登録,森綜合法律事
務所(現 森・濱田松本法律事務所)所属,98年日比谷パーク法律事務所開設,
2003年中村直人法律事務所(現 中村・⻆田・松本法律事務所)を開設,現在に至
る。著書『訴訟の心得:円滑な進行のために』(中央経済社,2015年)他多数。



















著者紹介

中村 直人(なかむら なおと)