大学発ベンチャーの組織化と出口戦略

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山田 仁一郎

定価(紙 版):5,280円(税込)
価格(電子版):5,280円(税込)

発行日:2015/03/27
A5判 / 456頁
ISBN:978-4-502-14281-9

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本の紹介
大学発ベンチャーの入口(事業創造)から出口に至るプロセスを大学発ベンチャーだけでなく、そのキーアクターである企業家的研究者の出口をも含めて包括的に分析した意欲作。

目次


大学発ベンチャーの組織化と出口戦略
目次

 序章 企業家活動論のダイナミズムと論理の綻び
  1 事業創造と出口の論理の綻び(missing link)
  2 事業創造の主体としての「大学」という問い
  3 本書の見取り図
  4 想定する読者層

第Ⅰ部 大学発ベンチャーと事業創造
 第1章 大学発アントレプレナーシップとアカデミック・キャピタリズム
  1 事業創造過程の基本課題
  2 大学発アントレプレナーシップの背景
  3 大学発アントレプレナーシップとは何か
  4 大学発ベンチャーの事業創造過程の課題
  5 アカデミック・キャピタリズムへの期待と矛盾
  6 研究目的と課題:大学発アントレプレナーシップによる事業創造

 第2章 大学発ベンチャーへの接近法
  1 「大学発ベンチャー政策」の影響下の現状
  2 事業創造のショートケース:アキュメンバイオ社と鍵本氏
  3 調査概要と研究対象への接近法

第Ⅱ部 事業創造の組織化過程,存続と背景
 第3章 企業家的研究者の役割とビジネスモデル
  1 企業家のキャリアと動機づけ
  2 企業家的意図と事業機会
  3 機会・資源結合の遂行的過程とブリコラージュ
  4 技術事業化経路の発見過程:大学発ビジネスモデルの2つの
     レイヤー
  5 ケーススタディ:SFS社(セルフリーサイエンス社)
  6 ビジネスモデルと企業家的研究者

 第4章 企業家チームの組織化過程とベンチャーの存続
  1 技術ベンチャーの組織化概念
  2 流動的な支配連合体としての企業家チームの形成
  3 ベンチャーの組織化と闘争,存続
  4 組織化における変異・闘争・保持・選択(VSRS)
  5 ケーススタディ: EKB社
  6 事業創造におけるベンチャー存続の多義性

 第5章 地域コンテキストと企業家プラットフォーム
  1 大学発ベンチャーの地域への影響とクラスター政策
  2 地域の産業クラスター形成初期を巡る課題と論点
  3 地域コンテキストと企業家プラットフォーム
  4 ケーススタディ:希少糖プロジェクト(RSP)
  5 小括:企業家プラットフォームの遅滞の中の発展

第Ⅲ部 事業創造の出口戦略と射程
 第6章 企業家的研究者の心理的オーナーシップと出口
  1 知の転換としての事業化
  2 企業家的研究者の代替困難性
  3 企業家的出口と心理的オーナーシップ
  4 ケーススタディ:A社X教授とEKB社Y教授
  5 考察:企業家的研究者の出口への過程
  6 心理的オーナーシップと有責性の範囲

 第7章 ベンチャーの出口戦略と離脱・発言・忠誠
  1 企業家の戦略のパラドクスとドメイン・ギャップ
  2 ベンチャーの出口・存続可能性と2つの閾値
  3 離脱・発言・忠誠モデルと出口戦略の形成
  4 複数ケーススタディ: 大学発ベンチャーの出口戦略
  5 企業ドメインと出口戦略における長・短期存続志向性

 第8章 事業創造における多様な出口の論理:可能性と拘束性
  1 大学発ベンチャー固有の問題
  2 離脱・発言・忠誠行動としての企業家活動
  3 企業家活動の許容性・拘束性と代替困難性
  4 企業家プラットフォームの発展可能性と拘束性

 終章 事業創造と存続・出口
  1  大学発ベンチャーの組織化と出口戦略に関する発見事項と含意
  2 今後の課題と展望:企業家活動の正当性

 あとがき

 参考文献

 索  引




著者プロフィール 山田 仁一郎(やまだ・じんいちろう)
1970年生まれ
2000年北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。
博士(経営学)
現職:大阪市立大学大学院経営学研究科准教授
職歴:日本学術振興会特別研究員,香川大学経済学部准教授,英国・クランフィールド大学経営大学院客員研究員,フランス・ボルドー経営大学院客員教授,独立行政法人・産業技術総合研究所・客員研究員,文部科学省・科学技術政策研究所・客員研究官などを歴任。
研究分野:アントレプレナーシップ論,経営戦略論,組織論。

主著:
共著『アントレプレナーシップ入門』(有斐閣,2013),『プロデューサーのキャリア連帯』(白桃書房,2010),『日本の新規開業企業』(白桃書房,2005),分担執筆に『ソーシャル・ビジネス』(中央経済社,2011),『大学発ベンチャーの日韓比較』(中央経済社,2010),『ベンチャーが社会を変える』(ミネルヴァ書房,2008), International Perspectives on Business Innovation and Disruption in the Creative Industries (Edward Elgar, 2014), The Routledge International Handbook of Innovation Education (Routledge, 2013), L’AlphaBEM des Industries Creatives (BeM Bordeaux Management School Press, 2009), Meso-Organization and the Knowledge Creation (Praeger Quorum Greenwood Publishing, 2004).




















著者紹介

山田 仁一郎(やまだ じんいちろう)
[プロフィール]
1970年生まれ
2000年 北海道大学大学院経済学研究科博士後期課程修了博士(経営学)
2001年 香川大学経済学部助教授
2010年 大阪市立大学大学院経営学研究科准教授
現職 京都大学経営管理大学院教授

職歴:日本学術振興会特別研究員、香川大学経済学部准教授、英国・クランフィールド大学経営大学院客員研究員、フランス・ボルドー経営大学院客員教授、独立行政法人・産業技術総合研究所・客員研究員、文部科学省・科学技術政策研究所・客員研究官、九州大学客員准教授などを歴任。

研究分野:アントレプレナーシップ論、経営戦略論、組織論。

[主な著作]
International Perspectives on Business Innovation and Disruption in the Creative Industries (Edward Elgar, 2014), The Routledge International Handbook of Innovation Education (Routledge, 2013), L’AlphaBEM des Industries Creatives (BeM Bordeaux Management School Press, 2009), Meso-Organization and the Knowledge Creation (Praeger Quorum Greenwood Publishing, 2004).

共著:『アントレプレナーシップ入門』(有斐閣、2013)、『プロデューサーのキャリア連帯』(白桃書房、2010)、『日本の新規開業企業』(白桃書房、2005年)、分担執筆に『ソーシャル・ビジネス』(中央経済社、2011)『大学発ベンチャーの日韓比較』(中央経済社、2010)、『ベンチャーが社会を変える』(ミネルヴァ書房、2008)。

担当編集者コメント
・日本経営学会 学会賞〔著書部門〕(2016年)を受賞しました。


・企業家研究フォーラム「企業家研究フォーラム賞」(2016年)を受賞しました。


・日本ベンチャー学会 清成忠男賞(2015年)を受賞しました。


・商工総合研究所 中小企業研究奨励賞 経営部門(2016年)を受賞しました。