道具としての「事業定義」―ドラッカーが事業を定義すれば

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若林 広二

定価(紙 版):2,640円(税込)

発行日:2012/06/26
A5判 / 204頁
ISBN:978-4-502-69730-2

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本の紹介
事業の再定義や事業ドメインの見直しを、理論と実践の両面から解説。高校野球部、アイドルグループ、リゾート再生プロジェクト等のケースを基に、事業定義のポイントを整理。

目次


道具(ツール)としての「事業定義」
ドラッカーが事業を定義すれば
目次

 はじめに

第1章 事業定義が重要な理由
 ドラッカーなら野球部の事業をどう定義するか
 レビットの事業定義の指針
 事業定義はどこに書かれているか
 事業定義と経営理念の関係
 持続的に成長するIBMとセコムの事業定義を見る
 事業定義の機能性(第1の変数)と企業成長の関係
 機能整合性(第2の変数)と企業成長の関係
 なぜ実証研究が必要なのか
 どうやって事業を定義すればよいのか

第2章 事業定義と事業ドメイン
 事業定義と事業ドメインは同じものか
 事業定義に関する理論の系譜
 事業ドメインに関する理論の系譜
 日本で事業定義と事業ドメインが融合した
 経営戦略・事業定義・事業ドメインの関係
 事業定義がもたらす実務的効果
 なぜ事業を定義しないのか

第3章 事業定義と企業成長の実証研究
 1 事業定義の機能性と企業成長の関係の検証
  ■ 作業仮説の設定:機能と各指標の関係
  ■ 調査の手順:評価パネルを使って事業定義を採点する
  ■ 分析の結果:事業定義の機能性と成長性の確かな関係性
  ■ 考察とまとめ:機能性だけでは成長性を説明しきれない
  ■ 残された課題:M&Aの影響,事業定義の抽出と評価の方法,
     対象期間,機能の要件,他のステークホルダー価値

 2 機能整合性と企業成長の関係の検証
  ■ 作業仮説の設定:機能整合性と企業成長の関係
  ■ ケース研究の手順:セイコーエプソン,リコー,パイオニア,
    ソニーを分析する
  ■ ケース研究の結果:事業定義・業務プロセス・製品間の機能
    整合性と成長性の関係性
  ■ 内容分析の手順:電機25社の事業定義とプレスリリースの
    整合性を測る
  ■ 内容分析の結果:機能整合性は事業定義の機能性とともに
    企業成長に関係
  ■ 考察とまとめ:成長性は事業定義の機能性と機能整合性で
    決まる
  ■残された課題:事業定義の変化とその評価,因果関係の検証,
    事業定義方法への展開
  ■実証研究の結果とその後

第4章 創発的アプローチによる事業定義の方法
 エーベルの事業定義の3つの要素とは
 事業定義とコア・コンピタンスの関係
 創発的アプローチによる事業定義の特徴
 創発的アプローチによる事業定義の手順
 ケース1:高校野球部(正しい『もしドラ』)
 ケース2:AKB48(実はブルー・オーシャンに結びつく事業定義)
 ケース3:セコム(多段階の事業定義)
 ケース4:いづみ荘(事業定義によるリゾート再生)
 ケース5:和洋建装(事業定義プロジェクトの実際)

第5章 テキストマイニングによる事業定義の方法
 テキストマイニングによる事業定義の手順
 ケース:ソニー(現場に伝わらない社長の全社事業定義)
 テキストマイニングによる事業定義の大きな可能性

 付属資料1.各電機企業の事業定義とその抽出源

 付属資料2.機能性評価結果の分析

 あとがき

 参考文献

 索  引


著者プロフィール 若林 広二(わかばやし こうじ)
日本大学大学院グローバル・ビジネス研究科教授。
富山県出身。
東京工業大学工学部経営工学科卒業。
MBA(ミシガン大学),工学修士・技術経営博士(東京工業大学)。
ソニー(オーディオ,ニューメディア,ビデオ),ソニードイツ(ケルン),三菱総合研究所(主席研究員・国際コンサルティング部長など)を経て,2001年より日本大学勤務。
MBAプログラムで,「経営戦略」,「戦略と構造化」などの科目を担当するとともに,企業のコンサルティングや社内研修に従事。

著書:
『戦略づくりの七つ道具』(中央経済社)ほか。






















著者紹介

若林 広二(わかばやし こうじ)