近未来の企業経営の諸相-2025年-

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花堂 靖仁 編著
髙橋 治彦 編著

定価(紙 版):5,940円(税込)

発行日:2012/03/21
A5判 / 340頁
ISBN:978-4-502-69440-0

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本の紹介
様々な経営資源の提供を促すために、企業は夥しい量の情報開示が求められている。新しい企業開示スキームはどうあるべきかについて、19の観点から論じていく。

目次


近未来の企業経営の諸相
-2025年-

目次

 序にかえて─統合報告の力を活かす

第1部 ビジネス・コミュニケーションとしての会計
 第1章 企業会計のレーゾンデートルおよびそれを前提とした
      利益計算構造とその分析的有効性
  1 はじめに
  2 FASB財務会計基準書第130号が規定する包括利益の特性と
     その問題点
  3 純利益およびその他の包括利益識別化の会計的意味
  4 会計のレーゾンデートルおよび会計計算モデル
  5 岩田モデルの現実的変容 ……ほか

 第2章 ビジネス・コミュニケーションの仕組みについての一考察
       ―日本電波工業のケースを中心に
  1 はじめに
  2 ビジネス・コミュニケーションと日本電波工業
  3 日本電波工業の更なる特徴分析
     ─時間軸と業界比較軸を取り入れて
  4 ま と め

 第3章 非金融負債会計の再構築序説
  1 はじめに
  2 負債の定義と範囲
  3 負債の認識
  4 負債の測定
  5 おわりに―非金融負債会計への挑戦に向けて

第2部 マネジメントの変革
 第4章 グローバル経済の進展と公開企業におけるERM戦略の
       重要性
  1 はじめに
  2 グローバリゼーションの定義とERM
  3 会社法改正前における内部統制システム整備等に関する判決
  4 リスク管理・内部統制システム構築のポイント
  5 「情報開示」体制の整備はERMの重要整備事項の1つ
   ……ほか

 第5章 社会的価値視点での経営管理
  1 問題意識と研究の背景
  2 社会的価値
  3 事例検証―社会的価値向上へむけた経営管理
  4 ま と め

 第6章 ベンチャー企業の成長を支える見えざる経営資源の展望
    ―モラリティ・ギャップをマネジメントするケイパビリティの重要性
  1 繰り返されるベンチャー企業のスキャンダル
  2 19世紀の英国の近代化における経済活動とモラルの葛藤
  3 英国の歴史研究の視座からの考察
  4 見えざる経営資源としてのMGをマネジメントするケイパビリティの
     重要性
  5 見えない経営資源に基づくベンチャー企業の成長の展望

 第7章 内部統制システムの問題点とBSC
  1 はじめに
  2 制度としてのコーポレート・ガバナンス
  3 内部統制システムにおける管理会計の役割期待
  4 今後の展望と課題

 第8章 国際協働環境における現場知を活かすマネジメントの序説
  1 問題意識とその背景
  2 現場知がもつ形態と特性の考察
  3 現場知の特性
  4 現場知を活かすマネジメントの事例
  5 ま と め

 第9章 上場株式会社における株主資本コストの活用に関する考察
  1 はじめに
  2 株主資本コストの重要性に関する認識調査
  3 株主資本コストの推計法と諸問題
  4 株主資本コストの活用法
  5 おわりに

 第10章 わが国生命保険市場における相互会社の存在価値
        ―特別配当の意義再認識を中心として
  1 はじめに
  2 契約者配当
  3 特別配当の導入経緯と目的
  4 特別配当の変遷
  5 1995年保険業法改正と特別配当 ……ほか

 第11章 地域コミュニティとCSRの近未来
        ―「競合」から「共生」,そして「共創」へ
  1 競合空間の膨張と地域コミュニティの後退
  2 活力ある地域コミュニティと持続可能性
  3 「共創」へ―CSRの近未来

第3部 企業評価と情報開示
 第12章 日本のベンチャー支援団体の役割と総合的企業理解力
  1 はじめに
  2 技術ベンチャーのIPOの現状と技術立国戦略
  3 モノづくり産業を支えるベンチャーの成功事例
  4 ベンチャー支援団体の役割分担と課題
  5 新興市場改革と総合的企業理解力 ……ほか

 第13章 企業の経営の実質を表現するための仕組みづくり
  1 経済産業省の取組み
  2 欧州を中心とする大きな流れ
  3 最近の新しい動き
  4 IIRCの議論
  5 これまでのレッスンとこれから目指すべき道
  6 結  語

 第14章 企業価値評価の精緻化に対する企業情報開示の貢献
        ―知的資産・知的資本の開示を中心に
  1 はじめに
  2 企業価値の意味と評価方法,またその課題
  3 企業価値の評価とバリュードライバー
  4 企業価値・株主価値の中で比重を高めるインタンジブルズと
     知的資産・知的資本
  5 知的資産・知的資本に関する調査研究と企業価値評価の
     精緻化に対する意味 ……ほか

 第15章 中小製造業における企業情報開示の一考察
        ―価値創造活動における無形の経営資源の視点から
  1 はじめに
  2 中小製造業の特徴と企業情報開示
  3 無形の経営資源の開示手法の論点

 第16章 真の価値創造をめざして―投資家からみた企業価値評価
  1 日本企業の力は衰えているか
  2 企業価値創造の仕組み
  3 投資家は何に投資するのか
  4 日本企業の復興に求められるもの
  5 多様な投資家層の拡大に向けて

 第17章 無形資産にかかる独立企業間価格のあり方に関する
        一考察―Adobe事件判決の分析を中心として
  1 問題意識と研究目的
  2 先行研究
  3 改正移転価格事務運営要領における無形資産の取扱い
  4 事例研究
  5 無形資産にかかる独立企業間価格のあり方 ……ほか

 第18章 XBRL and its Future Trends
  1 Introduction
  2 The Current States of XBRL for External and Internal
     Reporting
  3 The Future Trends of XBRL for External and Internal
     Reporting
  4 Conclusions

 第19章 地域映画祭を事例とした非営利組織の業績測定
  1 問題意識
  2 研究対象と研究方法
  3 非営利組織のパフォーマンスの測定
  4 映画祭実行組織のバランス・スコアカード
  5 結  論


著者プロフィール [編著者紹介]
花堂 靖仁(はなどう やすひと)
1941年 東京都に生まれる
1964年 早稲田大学第一商学部卒業
1970年 早稲田大学大学院商学研究科博士課程単位取得満期退学
現 在 早稲田大学大学院商学研究科 教授

髙橋 治彦(たかはし はるひこ)
1952年 神奈川県に生まれる
1976年 早稲田大学商学部卒業
1982年 早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得
現 在 首都大学東京 教授  学術博士(早稲田大学)






















著者紹介

花堂 靖仁(はなどう やすひと)

髙橋 治彦(たかはし はるひこ)