賃金決定の新構想―今後の賃金管理はこう変わる

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竹内 裕

定価(紙 版):2,860円(税込)

発行日:2013/04/16
A5判 / 192頁
ISBN:978-4-502-47970-0

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本の紹介
企業がこれまで講じてきた緊急避難的色彩の強い人事制度改革の内容を総点検し、中長期的視点に立ったデフレ基調下の賃金決定の考え方・あり方について具体的な方策を提言する。

目次


賃金決定の新構想
― 今後の賃金管理はこう変わる―
目次

Ⅰ デフレ基調下の人事制度改革の方向性
 1 人事基本理念と人事体系改革の方向
  1 人事基本理念
   ⑴ 人事制度運用の目的再確認
   ⑵ 自社に適合する人事制度の模索 ……ほか
  2 人事制度の体系
   ⑴ トータル人事制度への関心増大
   ⑵ 職務遂行能力の重要性再認識 ……ほか
 2 人事諸制度改革の方向
  1 資格等級制度
   ⑴ 職務等級制度の人気離散
   ⑵ 役割等級制度への関心増大 ……ほか
  2 人事考課制度
   ⑴ 人事考課の役割と重要性増大
   ⑵ 職能考課不要論の消滅 ……ほか
  3 賃金制度
   ⑴ 定期昇給から定期昇降給へ
   ⑵ ベースレート改定への関心の高まり ……ほか
  4 教育訓練制度
   ⑴ 人事制度の一環としての制度再構築
   ⑵ 中長期的視点に立った教育訓練の展開 ……ほか
  5 異動配置制度
   ⑴ 異動配置制度のあり方への関心増大
   ⑵ 異動配置の目的・手法への関心の高まり ……ほか
 3 今後の人事制度のパラダイムのゆくえ
  1 人事制度のパラダイムの変遷
  2 年々序列主義と完全実力主義
  3 わが国企業におけるパラダイムの落着き先

Ⅱ 今後の賃金水準改定と定期昇給のゆくえ
 1 定期昇給は賃金水準改定の主柱
  1 これまでの賃金水準改定
   ⑴ 賃金水準改定の体系
   ⑵ 昇給の諸類型 ……ほか
  2 これからの賃金水準改定
   ⑴ 賃金水準改定の体系
   ⑵ 降給実施の留意点 ……ほか
 2 定期昇給の廃止・凍結と今後のあり方
  1 定期昇給の廃止
   ⑴ 定期昇給廃止の意味
   ⑵ 定期昇給実施の状況 ……ほか
  2 定期昇給の凍結
 3 賃金の納得性を高める方策
  1 経営的側面の要因
  2 社会的側面の要因
  3 心理的側面の要因

Ⅲ デフレ基調下の賃金決定のあり方
 1 賃金の概要
  1 賃金とは
  2 賃金の性格
  3 賃金決定の諸要因
 2 デフレ基調下の基本給決定
  1 基本給の諸類型と特色
   ⑴ 年齢給
   ⑵ 職能給 ……ほか
  2 基本給の改革をめぐる企業動向
   ⑴ 戦後の基本給改革の推移
   ⑵ 基本給改革をめぐる最近の企業動向 ……ほか
  3 基本給の設計・運用のポイント
   ⑴ 定期昇給率の設定
   ⑵ 基本給カーブの設定 ……ほか
 3 デフレ基調下の諸手当決定
  1 諸手当の概要
   ⑴ 諸手当の性格
   ⑵ 諸手当の種類 ……ほか
  2 諸手当の支給・改革の動向
   ⑴ 諸手当の採用状況
   ⑵ 諸手当の性格変化 ……ほか
  3 主要手当の設計・運用のポイント
   ⑴ 役付手当
   ⑵ 家族手当 ……ほか
 4 デフレ基調下の賞与決定
  1 賞与の概要
   ⑴ 賞与の性格
   ⑵ 賞与をめぐる労使の意識 ……ほか
  2 賞与の改革をめぐる企業動向
   ⑴ 企業業績重視の原資決定
   ⑵ 賞与の個人間格差是正 ……ほか
  3 賞与の設計・運用のポイント
   ⑴ 基礎賞与
   ⑵ 業績賞与 ……ほか
 5 デフレ基調下の退職金決定
  1 退職金の概要
   ⑴ 退職金の性格
   ⑵ 退職金・年金制度改革の背景 ……ほか
  2 退職金の改革をめぐる企業動向
   ⑴ 退職金・年金水準の推移
   ⑵ 退職一時金制度改革の動向 ……ほか
  3 今後の退職金・年金制度設計上の留意点
   ⑴ 退職金・年金制度の将来
   ⑵ 人事政策と退職金・年金制度 ……ほか

Ⅳ 高年齢者雇用安定法の改正と65歳定年制
 1 高年齢者雇用の実態
  1 定年制の現状
   ⑴ 定年制の採用率
   ⑵ 定年年齢の分布
  2 再雇用の実態
   ⑴ 継続雇用制度の適用状況
   ⑵ 再雇用制度の適用状況
  3 再雇用者の労働条件
 2 定年65歳時代が到来する背景
  1 平均寿命の伸長
  2 公的年金財政の悪化
  3 少子高齢化の進展
 3 定年65歳時代の賃金管理
  1 定年65歳時代の人件費管理
  2 定年65歳時代の賃金体系モデル
   ⑴ 今後の基本給に望まれる要件
   ⑵ 今後の賃金体系のイメージ
  3 定年65歳時代の到来と適正人員の把握
   ⑴ 適正人員とは
   ⑵ 適正人員の算出法


著者プロフィール 竹内 裕(たけうち ゆたか)
1963年 神戸商科大学(現兵庫県立大学)卒業
1972年 財団法人日本生産性本部経営コンサルタント指導者養成講座修了
その後同本部経営コンサルタントとして,人事・賃金制度の設計,中長期経営計画策定のコンサルティングおよび管理者の教育研修に従事
1985年 同本部より独立
現 在 株式会社ヒューマンウェア研究所 代表取締役パートナーコンサルタント
専 門 企業経営を踏まえた人事・賃金制度の設計・導入・フォローアップのコンサルティング

著 書
『人件費生産性を高める 人事制度設計の考え方・進め方』(中央経済社),
『日本の賃金―年功序列賃金と成果主義賃金のゆくえ』(ちくま新書),
『パートタイマーのトータル人事制度』(共著・中央経済社)ほか






















著者紹介

竹内 裕(たけうち ゆたか)