- 本の紹介
- 弁護士が繰り返し相談を受ける事例をＱ＆Ａで解説。取締役・従業員の義務と責任をめぐる基本知識と実務対応、関連知識、判例、条文を一体解説。ビジネス関係者、法科大学院学習用にも最適。
目次
法律必携Q&Aシリーズ
取締役・従業員の義務と責任
目次
第１ 義 務
１ 一 般
１ 取締役の義務の内容
２ 従業員の義務の内容
３ 法令違反
２ 株主総会
４ 説明義務
５ 事業報告の内容
６ 株主総会の欠席
３ 取締役会
７ 取締役会の不開催
８ 取締役会の欠席
９ 取締役会議事録
４ 競業避止義務
10 競業避止義務の範囲
11 取締役の兼務と承認の要否
12 同業他社の取締役への就任
13 「重要な事実」の範囲
14 退任した者の競業避止義務
15 事後承認の効力
16 機会の奪取
17 グループ会社間における競業取引
５ 利益相反取引
18 利益相反取引規制の内容
19 取締役の兼務と承認の要否
20 増資と利益相反取引
21 代表権を持たない者との利益相反取引
22 家族，友人との取引
23 以前から継続する利益相反取引
24 事後承認の効力
25 事後報告の内容
６ 違法配当
26 違法配当に関与した者の責任
27 知らないで関与した者の責任
28 粉飾決算をした者の責任
７ 株主の権利の行使に関する利益供与
29 株主総会におけるお土産，お茶菓子，日当，交通費
30 取引を利用した利益供与
31 買収防衛策と利益供与
８ 監視義務
32 監視義務の内容
33 取締役会の非上程事項に関する監視義務
34 監視義務の程度
35 不正の兆候があるときの監視義務の程度
９ コンプライアンスシステム構築
36 内部統制システムの構築義務の内容
37 子会社の内部統制システム構築義務
38 子会社に関する親会社の責任
39 親会社の指示に従った子会社の取締役の責任
10 その他
40 不祥事の公表義務
41 従業員に対する安全配慮義務
42 監査役の調査への協力義務
43 公私混同
44 会社外での不祥事
45 退任後の義務
46 使用人兼務取締役の義務
47 情報漏洩
11 経営判断の原則
48 経営判断の原則
49 新規事業の失敗
50 子会社の救済
51 原価割れ受注
52 使途秘匿金の利用
53 会社の資金による投機行為
第２ 責 任
１ 一 般
54 法令違反をした者の責任
55 損害が不発生であるときの責任
56 義務違反により会社に利益が出た場合
57 複数の者が責任を負う場合の内部負担
58 会社が法令違反者に代わって賠償した場合の求償の可否
59 責任の消滅時効と相続
60 責任を負う者に対する退職慰労金（退職金）の不支給
61 競業，利益相反取引による会社の損害額の算定
２ 責任の免除
62 責任についての和解の可否
63 責任の免徐
64 賠償責任保険
３ 第三者責任
65 第三者責任を負う範囲
66 会社をダミーとして利用した者の責任
４ 責任の追及
67 株主代表訴訟
68 株主代表訴訟の事前対策
69 株主代表訴訟の事後対策
70 株主代表訴訟における会社の支援
71 株主代表訴訟を目的とする株式取得
72 監査役の不提訴理由書
索 引
著者プロフィール
【編者】
小林総合法律事務所
小林英明弁護士，小林信明弁護士を中心に，各種法分野に精通した弁護士が案件処理にあたり，迅速かつより質の高い法的サービスを提供できる体制のもと，企業法務，訴訟事件，コンプライアンス，企業犯罪，事業再生，倒産処理など幅広い法律業務を行っている。
【執筆者代表】
小林 英明
1954年東京都生まれ。
1978年早稲田大学法学部卒業，
1980年検事任官，
1983年弁護士登録。
2007年NHK経営委員，
2008年NHK監査委員。
小林総合法律事務所代表。
第一東京弁護士会所属。
