日本企業のバイアウト続・事業再生とバイアウト

日本バイアウト研究所

定価(紙 版):3,740円(税込)

発行日:2018/11/15
A5判 / 278頁
ISBN:978-4-502-28661-2

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本の紹介
事業再生の戦略的視点、近年の事業再生型バイアウトの動向などを踏まえ、バイアウト・ファンドによる事業再生支援の実態を豊富な事例と経営者インタビューにより明らかにする。

目次


〈日本企業のバイアウト〉
続・事業再生とバイアウト

目次

     第Ⅰ部 手法と市場動向
第1 章 これからの事業再生の戦略的視点とバイアウト・ファンド
     の活用

 ─再生・バリューアップを強力に推進するパートナーとして─
1 事業再生の今
2 バイアウト・ファンドの意義

第2 章 事業再生局面におけるバイアウト
 ─事案に応じた買収プロセスの選択─
1 相対取引によるバイアウト
2 オークションによるバイアウト

第3 章 バイアウト・ファンドによる経営支援とプロフェッショナル
     経営者の招聘

 ─事業再生投資における特徴と事例─
1 バイアウト・ファンドの経営支援とプロフェッショナル経営者の外部
  招聘
2 事業再生投資におけるプロフェッショナル経営者招聘の論点と事例

第4 章 常駐経営人材派遣ファームの必要性と活用場面
─ガバナンスにケミストリー(化学反応)を起こし企業を再生する手法─
1 常駐経営人材派遣ファームの必要性と活用場面
2 常駐経営人材派遣ファームの活用事例

第5 章 日本における近年の事業再生型バイアウトの動向
 ─地方の中堅・中小企業の活性化に向けて─
1 日本における事業再生型バイアウトの統計データ
2 近年の事業再生案件の特徴

座談会 事業再生の進化と新たな視点
     ─バイアウトを通じた再成長ステージの企業への支援─
 これまでの事業再生分野での取り組み
 過去と現在の比較
 新たな視点
  〜再成長局面の子会社の独立と事業承継案件の増加〜
 小売・サービス業の経営改善
 地域金融機関との連携

     第Ⅱ部 事例と経営者インタビュー
第6章 老舗寝具製造販売会社の事業再生型バイアウトの事例

 ─メインバンクとの共同投資による越後ふとんの経営改善─
1 会社概要
2 事業内容・業界動向
3 案件の背景
4 ストラクチャー
5 投資前検討内容
6 投資後支援内容
7 今後の展望
 ≪経営者インタビュー≫ 越後ふとん株式会社
  自社工場保有の強みを活かした寝具専業メーカーの取り組み
  〜社員のモチベーションの向上と後継者人材の育成に向けて〜

第7 章 スカイマークの経営破綻と事業再生

 ─定時運航率日本一への軌跡─
1 案件概要
2 民事再生申立から新体制発足までのスカイマークにおける取り組み
3 新体制発足以降の取り組み(2015年度後半)
4 中期経営計画(2016年度〜2018年度)での主な取り組み
 ≪経営者インタビュー≫ スカイマーク株式会社
  新生スカイマークの再成長に向けた基盤づくり
  〜社員が誇りと愛着を感じる企業風土の醸成〜

第8 章 中国・アジアを軸とした製造業の再生と成長
 ─民事再生からV字回復とグローバル成長を達成したポリマテックの
  事例─
1 会社概要
2 民事再生申立の経緯(窮乏要因)
3 投資ストラクチャー
4 再生の取り組み
5 再成長へ向けて
 ≪経営者インタビュー≫ 積水ポリマテック株式会社
  収益力の強化に向けた意思決定プロセスの改善
  〜原価の「見える化」による損益管理の徹底〜

第9 章 事業モデルの転換によるV字回復とIPOの実現
 ─カチタスの事例─
1 カチタスの概要
2 カチタスの歴史とAP への経営委任
3 経営改善に向けた施策
4 M&A・業務資本提携の推進
5 競争力のある企業への完全進化
 ≪経営者インタビュー≫ 株式会社カチタス
  会社全体での一体感の醸成に向けた取り組み
  〜現場との信頼関係の構築と組織力の強化〜

第10章 メガネスーパーにおける上場維持型の事業再生事例
 ─ビジネスモデルの変革を通じたステークホルダーの支持獲得
  プロセス─
1 投資検討の経緯
2 投資実行に至った理由
3 投資後から現在までの道のり
4 本件を振り返って
 ≪経営者インタビュー≫ 株式会社メガネスーパー
  事業再生期から再成長期への転換
 〜 現場とのコミュニケーションの継続による持続的発展を目指して〜

第11章 ラグジュアリーブランドの再成長事例
 ─ヨウジヤマモトとの9 年の歩み─
1 事業概要
2 案件の背景
3 案件のスキームと経営チームの組成
4 投資後の経営改善のポイント
5 エグジット
 ≪経営者インタビュー≫ 株式会社ヨウジヤマモト
  事業再生におけるバイアウト・ファンドの活用意義
  〜同じ目標を共有して成し遂げるアプローチ〜




著者プロフィール
株式会社日本バイアウト研究所(代表者:代表取締役 杉浦慶一)
 日本におけるM&Aおよびバイアウトの専門研究機関。学術的な視点も兼ね備えた完全独立系のシンクタンクとして,中立的な立場から日本のバイアウト市場の調査・分析を行い,バイアウトに関する出版物の刊行・販売,セミナー・カンファレンスの企画・開催,同分野に関する調査の受託を行っている。具体的には,日本のバイアウト市場の統計データを定期的に作成し,専門誌『日本バイアウト市場年鑑』の刊行,Japan Buy-out Deal Conferenceなどのカンファレンスの開催,各種の調査の受託,各種の講演・セミナーなどを手がけている。


















著者紹介

日本バイアウト研究所(にほんばいあうとけんきゅうじょ)