とにかく、みんなで考えよう!日本の借金わが家の税金わたしの年金

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高下 淳子

定価(紙 版):1,650円(税込)

発行日:2012/05/15
A5判 / 192頁
ISBN:978-4-502-05670-3

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本の紹介
消費税増税が目前に迫る現在、日本の借金はいくらあって、それは税金で賄えるのか、社会保障はどうなるのかをしっかり語れる人は少ない。本書が三者をやさしくレクチャーする。

目次


とにかく、みんなで考えよう!
日本の借金わが家の税金わたしの年金

目次

 プロローグ

第1章 わが国の「経済システム」はすでに破たんしています
      わが家の家計も楽じゃないけど、
      わが国の経済も崖っぷちってホント?
 ❶ わが国をわが家にたとえると「年収814万円、借金7,726万円」
 ❷ 国の予算は90兆円ではない、ほんとうは230兆円!
 ❸ 国の経済システムはすでに破たんしている
 ❹ 政府の決算報告は翌年度の11月20日頃、遅くない?
 ❺ 4年前まで「純計」を経費別に管理していなかった財務省
 ❻ 消費税が18%になってやっと財政赤字が消える
  もっと詳しく 「純計」で財政収支を計算してみたら
  データで納得 「GDP」は横ばいのなか、国債残高は4倍に

第2章 わが家の住宅ローンは年収の3倍、
      わが国の「借金」は税収の10倍?

      国の借金が累計1,000兆円を超える勢いって、
      こんな国家に誰がした?
 ❶ 予算と決算のほかに「財務書類4表」がある
 ❷ 取り返したいのはマイナスの「純資産」
 ❸ 国の純資産を食いつぶす「費用」の正体
  データで納得 公務員人件費のムダは削れる?
 ❹ 「国の借金」は、すべて「国民の借金」
  もっと詳しく いろいろな種類の「国の借金」
 ❺ 現実離れしている国債の「60年償還ルール」
  もっと詳しく 借換債は「国債整理基金特別会計」に隠れている
 ❻ 経済の問題は「お金が回っていない」こと
  データで納得 平成10年からの公債急増は「人気取り政策」が原因

第3章 税収の現実と税制の理想は両立しない
      減り続けてきた税収、
      増え続けている社会保障給付と公債残高のゆくえは?
 ❶ 不景気でも税収が減らないのは消費税だけ
 ❷ 「所得税」の負担率が上がっていく
 ❸ 所得税の基本的なしくみと問題点
 ❹ 女性の働き方に悪い影響を与えている税制
 ❺ 個人「住民税」の課税制度には問題あり
  データで納得 税収は3割減少し、社会保障給付は2倍に!
 ❻ わが家に「相続税」の悩み、富裕層の仲間入り?

第4章 社会保障の「目的税」にすべきではない消費税
      介護サービス業を起業した叔父さんの悩み、
      なんてミステリアスな消費税
 ❶ 「消費税」は付加価値税と呼べるのか
 ❷ 「消費税」のそもそものしくみ
 ❸ 消費税の「益税」という問題
 ❹ 消費税は低所得者に対して冷たい税制?
 ❺ こっそり値上げされる消費税の「非課税取引」
 ❻ 消費税は地方税としての性質を持つ税金
  データで納得 国と地方を合わせた歳出純計

第5章 知らなかった!「年金」の不安と不満
      私も来年は成人!
      大人として国民年金に加入する義務があるそうです
 ❶ 保険料を支払う前に、もらう年金が心配
 ❷ 成り立っていない「社会保険」システム
  データで納得 すでに、社会保障給付は財源を超えている
 ❸ 祖母2人を比べると、まるで不公平な年金制度
 ❹ 国民年金の「繰り上げ受給」を悔やむ元気な祖母
  もっと詳しく 「100年安心プラン」から「一体改革」へ
 ❺ 社会保障に依存して「格差」は解消されている
  もっと詳しく その一方で、わが国全体が「貧困」になった?

 右左の「より良い国」のための提案

 エピローグ


著者プロフィール 高下 淳子(こうげ じゅんこ)
外資系コンサルティング会社(監査法人)などに勤務ののち独立開業。
税務会計の顧問業、経営コンサルティング業のほか、金融機関、商工会議所、各種同業者団体、官公庁等の講演・セミナー講師、企業内研修の企画実施などで活躍中。明快かつ、わかりやすい実践的講義には定評がある。
税理士・米国税理士・CFP®

<主著>
『やさしい法人税申告入門』(中央経済社)
『決算書を読みこなして経営分析ができる本』(日本実業出版社)
ほか著書多数






















著者紹介

高下 淳子(こうげ じゅんこ)

担当編集者コメント
「社会保障と税の一体改革」に打って付けの1冊です。
日本の財政や借金を考えることは、税金や年金を考えることとイコールなのです。
著者から
「財政」と聞くと難しく感じますが、国債の中身、税制の理想と現実、年金制度の不安と不満など…、ひとつずつ事実関係をひもといていけば、解決すべき問題点、ほんとうの課題、目指すべき方向があきらかになってくるはずです。
そうです。国の借金、税金、年金は、「とにかく皆で考えよう」という大事なテーマであり、そして「皆が知っておくべき」重要なテーマなのです。