「先用後利」のビジネスモデル―ITプロフェッショナルが見る先人の知恵

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桐谷 恵介
宮崎 友之
大橋 久直

定価(紙 版):2,860円(税込)

発行日:2013/10/16
A5判 / 224頁
ISBN:978-4-502-48850-4

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本の紹介
「先用後利」のビジネスモデルの先駆けとして300年の歴史を持つ富山の配置薬業の仕組みや思想が、現代のITビジネス業界が抱える課題解決のカギとなることを平易に示す。

目次


「先用後利」のビジネスモデル
ITプロフェッショナルが見る先人の知恵
目次

 まえがき

序 章/「先用後利」とITビジネス
 ・先用後利の思想
 ・現代のITビジネスの隆盛
 ・ITビジネスの抱える問題
 ・先用後利とITビジネスの共通項としての「地方」
 ・先用後利の思想とITビジネスの成功の関係は
 ・本書の構成と活用法

第1章/富山にある先用後利の思想と歴史
 1 先用後利の考え方(定義)
 2 先用後利を生み出した背景
 3 岡山から伝授された反魂丹による売薬業誕生
 4 江戸時代にビジネスとして確立した先用後利
 5 近代の試練を乗り越えた先用後利
 6 倫理をベース全国展開!300年存続の秘訣
 コラム:LRT(路面電車)とコンパクトなまちづくり

第2章/先用後利の成功の理由
 1 人材教育の必要性
 2 信仰によるフロンティア精神
 3 得意様との交流
 4 大胆な発想による密交易
 5 優れたツール類の発生(パッケージング,おまけ,懸場帳)
 6 近代産業を育てた富山売薬
 コラム:商いとは人を売るものである

第3章/先用後利をビジネスとして見る
 1 先用後利にとってのシェアとは
 2 「 クチコミ」力でお客さまを増やし,商品・サービス力も高める
 3 先用後利は究極のサテライト販売
 4 差別化・・・・・物を売るだけではなく,満足度を売る
 5 信頼関係を前提としたビジネスモデルである
 6 顧客情報の大切さ
 7 信用管理(リスク管理)も非常に大切なポイント
 8 利益は長期的な視点で考える
 9 先用後利をビジネスモデルとして分析してみると
 コラム:企業文化を高める

第4章/最新のITビジネスモデルを見る
 1 ITビジネスの隆盛
 2 ITビジネスの定義
 3 ITビジネスの成功例
 4 ネットビジネスの失敗例に見るそのポイント
 5 eビジネスの失敗例に見るそのポイント
 6 ITビジネスにおける特有の問題
 7 成功するITビジネスの共通項
 コラム: コミュニケーション手段の変化により仕事のやり方は変わる

第5章/ 先用後利の思想でeビジネスを成功させる
 1 知識の高さがeビジネスの成功に導く
 2 意識の高さがあって初めてeビジネスが成功する
 3 顧客提供価値の最大化がeビジネスを成功させる
 4  常識のカベを乗り越えることがeビジネスを成功させる
 5  ヒューマン・コミュニケーションはeビジネス成功のカギである
 6 お客さまを理解して初めてeビジネスは成功する
 7 信頼関係は非常に重要なファクターである
 8 諦めなければ成功する
 9 先用後利の思想でeビジネスを成功させる8ステップ

第6章/先用後利の活用範囲は広がる
 1 先用後利の思想が目指すべきもの
 2 着目すべき先用後利成立のための活動
 3 顧客経験価値を高める先用後利
 4 先用後利が馴染まないビジネスモデルとは
 5 グローバルにも通用する?
 6 先用後利は人生の幸せにも通じる

第7章/先用後利の温故知新
 1 先用後利はビジネスモデルか?
 2 マーケティングの基本,利を見ては義を思う
 3 先用後利が示すITビジネスの新しい領域

第8章/先用後利を生み出した地方のちから
 1 先用後利を生み出した地「富山」〜富山の地理
 2 先用後利を生み出した地「富山」〜富山の自然
 3 なぜ,先用後利が富山で生まれたのか
 4 先用後利の地で発展したITビジネス
 5 地方と都市は支え合っているという考え方
 6 都会と地方の地理的な制約はなくなる
 7  多様性のある価値観が存在し,それを認め合う社会が日本を救う

 ■参考文献


著者プロフィール 桐谷恵介

宮崎友之

大橋久直
























著者紹介

桐谷 恵介(きりたに けいすけ)

宮崎 友之(みやざき ともゆき)

大橋 久直(おおはし ひさなお)