「情報管理」に強くなる法務戦略 個人情報・企業秘密の保護とノウハウ等の活用 |
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目次 はしがき 序 章 「情報」をめぐるリスクとは 1 情報の取扱いひとつで企業は加害者にも被害者にもなってしまう リスク 2 IT社会の到来と安易な情報取扱いによるリスク 3 情報をめぐる法的問題を知ることによるリスク回避 第1章 情報の取得(収集・創作) 1 情報取得と刑事犯罪 ⑴ 情報の持ち出しは罰せず? ⑵ 情報に対する特別なプロテクトがない限り, 情報取得行為は無罪 ⑶ 情報取得行為の悪質性を考慮したコンピュータ・ウイルスに 関する罪 ⑷ 「ちゃっかり」「うっかり」を問わないインサイダー情報の取得と 金融商品取引法 2 情報取得と民事上の問題 ⑴ 情報取得は制限されるのか ⑵ 情報取得が当然に問題となる民事上の場面① ―個人情報保護法 ⑶ 情報取得が当然に問題となる民事上の場面② ―プライバシー権 ⑷ 配慮が必要となる情報の取得と民事上の問題① ―不正競争防止法上の営業秘密 ⑸ 配慮が必要となる情報の取得と民事上の問題② ―プロバイダ責任制限法に基づく発信者情報開示請求 ⑹ 配慮が必要となる情報の取得と民事上の問題③―著作権法 ⑺ プロテクトの回避と情報取得〜著作権法及び不正競争防止法 第2章 情報の保有(管理・利用) 1 情報保有と法律 ⑴ 情報保有に対する法律の原則的立場〜法は無関心? ⑵ 法的保護を及ぼしてもらうための例外扱い対策を講じた情報 ⑶ 法律上漏えいが禁止されているので必然的に対策を講じざるを 得ない情報 2 情報保有と情報漏えい対策 ⑴ 情報保有と情報漏えいは表裏一体 ⑵ 情報セキュリティ対策には何があるのか ⑶ 情報セキュリティ対策 ⑷ 情報監視体制としてのモニタリング 3 情報利用と法律 ⑴ 情報利用と法律 ⑵ 法的プロテクトがなされた情報の利用 ⑶ 法的プロテクトがない情報の利用 ⑷ 従業員が保有する情報の利用 4 情報管理の不具合と責任 ⑴ 情報が消失した場合 ⑵ 情報が漏えいした場合 ⑶ 情報漏えいと企業対応 ⑷ 風評被害への対応 第3章 情報の発信(開示・提供) 1 情報発信と法律 ⑴ 情報発信に対する法律の原則的立場〜法はやっぱり無関心? ⑵ 違法情報,有害情報 2 情報発信による法的問題 ⑴ 名誉毀損 ⑵ 信用毀損 ⑶ プライバシー侵害 ⑷ 肖像権侵害 ⑸ 著作権侵害 ⑹ 不正競争防止法上の営業秘密不正開示 ⑺ 発信された情報に瑕疵があった場合 ⑻ 内部通報・内部告発と公益通報者保護法 3 情報発信による共同利用 ⑴ 企業活動と情報の共同利用 ⑵ 秘密保持契約 ⑶ 共同研究開発契約・業務提携契約 ⑷ ノウハウライセンス契約 4 情報の発信とSNS ⑴ SNSの包括的利用制限 ⑵ 業務に関連する情報発信の制限 5 商業的情報の発信(広告など) ⑴ 商業的情報の発信に対する行為規制(発信態様,告知方法) ⑵ 発信される商業的情報の内容規制 ⑶ 金銭的価値が付与された情報の発信(電子マネー,ポイント) ⑷ 商品等の安全性に関わる情報発信 索 引 |
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湯原伸一(ゆはら しんいち) 1975年大阪府生まれ。 インターネット通販,プログラム制作,その他通信サービスに関するIT問題,IT紛争を多数扱うとともに,複数のIT企業の顧問弁護士を務める,IT法に強い弁護士。 2000年同志社大学大学院法学研究科修士課程修了。 2001年に大阪弁護士会に登録し,その後,情報処理技術者の資格を取得する。 「中小企業に法の恩恵を」を合言葉に中小企業向けの法務サービスを展開し,特にIT企業を得意としている。ITに強い弁護士として,情報法に関するセミナー講師実績,新聞・雑誌等へのコメント掲載歴あり。 |