管理会計の理論と実務〈第2版〉

川野 克典

定価(紙 版):3,520円(税込)

発行日:2016/02/25
A5判 / 316頁
ISBN:978-4-502-17721-7

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本の紹介
理論と実務の両方に精通する著者が、最新の研究成果をもとに、理論と実務を橋渡しした管理会計の全体像を提示。大学のテキストとしてだけでなく、実務家にも有用な一冊。

著者紹介

川野 克典(かわの かつのり)
[プロフィール]
日本大学商学部 大学院商学研究科 教授
1982年青山学院大学経営学部を卒業後、アルプス電気株式会社(現アルプスアルパイン株式会社)、朝日アーサーアンダーセン株式会社(アーサーアンダーセン ビジネスコンサルティング、現PwCコンサルティング合同会社)等を経て、2008年日本大学商学部准教授、2014年から現職。日本企業の管理会計・原価計算実務、会計情報システム、経営シミュレーションゲーム、農業協同組合(JA)の経営管理、企業の儲けの仕組み(ビジネスモデル)等の研究を行っている。学生たちの研究発表大会「アカウンティングコンペティション」、「アグリカルチャーコンペティション」を主催している。

[主な著作]
『管理会計の理論と実務』第2版、全著、中央経済社、2016年。
『業績評価マネジメント』改訂版、全著(アーサーアンダーセン ビジネスコンサルティング名)、生産性出版、2001年。
『固定収益マネジメント』共編著、中央経済社、2005年。
『強い会社をつくる「バランス会計」入門』共編著、中央経済社、2018年。
『ものづくりの生産性革命―新たなマネジメント手法の考え方・使い方』共編著、2019年。

担当編集者コメント
本書の著者である川野先生は、14年間電子部品会社に在籍し、経理、経営企画、情報システムを担当、その後、12年間会計のコンサルタントを務め、その時に大学で非常勤として教鞭を執る機会があり、大学教育に興味を持つようになって、日本大学商学部に奉職されました。現在は、日本企業の管理会計実務にこだわった研究を続けながら、学生の教育にも精力を注がれています。

川野先生のご略歴が示す通り、本書は管理会計論の理論書ではありません。また完全な実務書でもありません。本書がねらっているのは、理論と実務の橋渡しを行うことです。実務よりも理論が優れている場合があり、また、理論が机上の空論の場合もあります。それらを客観的な視点から整理して、管理会計論を展開している点が、本書最大、かつ類書にはない特徴といえます。

本書は、川野先生の実務経験にもとづく解説が随所に盛り込まれており、学生の方は、実務に根ざした管理会計を実感、学習でき、また実務家の方は実務をふまえた理論(基本的な考え方)を学ぶことが出来、さらにそれを自社の実務に応用できるようになると思われます。

第2版では、最新の研究成果や実務などを盛り込み、大幅に改訂しています。

ぜひ、多くの方にご覧・ご活用いただきたい一冊です。