知らないと危ない輸入ビジネスの知的財産リスク

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藤田 和子

定価(紙 版):3,080円(税込)

発行日:2012/10/05
A5判 / 272頁
ISBN:978-4-502-06090-8

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本の紹介
個人あるいは小資本向けの並行輸入ビジネス。簡単にお金儲けができる一方、知財法違法の自覚なしで検挙される例が増加。法律面の解説と自分でできる商標調査で役に立つ一冊。

目次


知らないと危ない
輸入ビジネスの知的財産リスク

目次

 はじめに

Ⅰ 輸入ビジネスと知的財産
 1 法的リスクと隣り合わせの輸入ビジネス
 2 潜在リスクの中心は知的財産法違反

Ⅱ 法的リスクを意識した商品の発掘・選定
 1 リスクの少ない商材を選ぶ
 2 知財リスクから見た商品選びのポイント
 3 まず注意すべきは商標権
 4 デザインを保護する意匠法
 5 電化製品などは特許権・実用新案権に要注意
 6 かかわる範囲が広い著作権
 7 クローズアップされる不正競争防止法
 8 輸入禁制品を定める関税法
 9 事前調査の重要性
 10 知的財産以外の注意事項
 11 商品選定段階のフローチャート

Ⅲ 並行輸入と知財リスク
 1 適法・違法が隣り合わせの並行輸入
 2 並行輸入とは?
 3 並行輸入が認められる商品と商標権
 4 並行輸入と特許権
 5 並行輸入と著作権
 6 裁判所が求める並行輸入業者の義務
 7 税関での取扱い
 8 輸入ルートのフローチャート

Ⅳ IPDLで商標を調査する
 1 インターネットでできる商標調査
 2 IPDLの使い方
 3 検索を始める前に
 4 「初心者向け検索」の紹介
 5 専門家も使っている「商標検索」
 6 商標調査の活用でトラブルを回避
 7 商標調査のフローチャート

Ⅴ 輸入の流れと水際取締り
 1 通関手続の流れ
 2 知的財産侵害物品の水際取締り
 3 輸入差止制度
 4 輸入差止申立制度
 5 財務省の発表による輸入差止めの実態
 6 知的財産侵害物品と疑われたら
 7 侵害物品に該当すると認定された場合(任意放棄について)
 8 税関での差止めの実績
 9 侵害物品の輸送手段
 10 知的財産権侵害とならないもの
 11 他の規制にも注意が必要
 12 輸入段階のフローチャート

Ⅵ 販売行為と知財リスク
 1 販売行為と知的財産権
 2 販売時に問題となる知的財産権の侵害
 3 販売段階でのその他の規制
 4 まずは模倣品を扱わないことが一番
 5 販売段階のフローチャー

Ⅶ インターネット販売の知財リスク
 1 気軽だが危険なネットショップによる販売
 2 インターネットオークションを利用する
 3 ネット販売行為をめぐる問題

Ⅷ 商標権の実務知識
 1 「商標」とは
 2 なぜ人の商標は勝手に使えないのか?
 3 商標法が保護対象とする商標とは?
 4 商標権侵害における重要な概念
 5 外国企業から輸入するにあたっての問題
 6 侵害の警告を受けた場合の対応

Ⅸ 意匠法の実務知識
 1 「意匠」とは
 2 意匠法が保護対象とする意匠とは
 3 登録意匠の実例
 4 組物の意匠制度とは
 5 部分意匠制度とは
 6 関連意匠制度とは
 7 秘密意匠制度とは

Ⅹ 特許権・実用新案権の実務知識
 1 法目的
 2 成立要件
 3 権利侵害
 4 実用新案権の行使と実用新案技術評価書

Ⅺ 著作権の実務知識
 1 著作権とは
 2 著作権の仕組み
 3 著作隣接権とは
 4 輸入時に問題となる著作物
 5 著作権の侵害行為の特徴

Ⅻ 不正競争防止法の実務知識
 1 不正競争防止法の法目的とその構成
 2 輸入ビジネスで不正競争行為になる三つの行為とは
 3 不正競争防止法と産業財産権の関係
 4 ドメイン名についての規制
 5 代理人等の商標冒用行為

XⅢ 種苗法・半導体回路配置保護法の実務知識
 1 種苗法における育成者権の保護
 2 半導体回路配置保護法における回路配置利用権の保護

XⅣ 輸入取引に関連する諸法
 1 輸入品目による法規制
 2 PL法
 3 消費者契約法
 4 特定商取引法
 5 国際情勢も注目

 おわりに

  資料1 罰則規定の概要
  資料2 問い合わせ先一

 [コラム]
  偽造品の取引防止のための協定
  民事責任と刑事責任
  国際消尽論と属地主義
  国ごとに異なる並行輸入の取扱い
  クーリング・オフ


著者プロフィール 藤田 和子(ふじた かずこ)
大学卒業後,広告代理店勤務を経て,2000年弁理士登録。
以後,知的財産全般の弁理士業務を行うとともに,近年は輸出や輸入時の知的財産問題に注力している。
また,東京商工会議所などで各種セミナー講師も行っており,わかりやすく親身な説明には定評がある。
現在,エルアイエル国際特許商標事務所所長。






















著者紹介

藤田 和子(ふじた かずこ)