日本クレジット市場の特徴と投資分析

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後藤 文人

定価(紙 版):3,740円(税込)

発行日:2014/02/12
A5判 / 320頁
ISBN:978-4-502-08490-4

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本の紹介
日本クレジット市場の特殊性が市場機能を歪め、経済の活力を阻害していると主張する一方、長年の実務経験に基づき、市場参加者に不可欠な「投資分析」の手法を解説する。

著者紹介

後藤 文人(ごとう ふみひと)
[プロフィール]
 1986年、日本興業銀行入行。製造業およびサービス業の日系・非日系企業審査、国内外のディストレスト債権処理等に合計8年間従事した後、本店営業部門で素材産業大手企業等を担当。1999年8月、クレジットアナリストとしてメリルリンチに入社し、鉄鋼・自動車・商社・運輸業界などを中心に事業法人のクレジット分析を担当(日本におけるクレジット調査の責任者)。2005年12月にUBS証券に入社し、マネージングディレクター・クレジット調査部長として事業法人のクレジット分析および投資戦略を担当(2013年6月退職)。
 日経クレジットアナリストランキングでは、2001年以降、第1位5回、第2位3回、第3位2回、第4位2回と常に上位にランクイン。
 1986年、慶應義塾大学経済学部卒業。1994年、ロンドン・スクール・オブ・エコノミックスにて国際政治経済学修士号取得。2010年、九州大学ビジネススクールの非常勤講師として国際企業分析を担当。2013年より、英国ウォーリック大学国際関係学部の博士課程で「日本クレジット市場の政治経済学」(仮題)の研究に従事。

[主な著作]
信用リスク分析ハンドブック(2007)
日本クレジット市場の特徴と投資分析(2014)
デットIR入門(分担執筆,2007)
ハイブリッド証券入門(共著,2008)

担当編集者コメント
クレジット分析の第一人者が20年以上の経験を余すことなく開示する。
著者から
日本のクレジット市場の特殊性を明らかにし、投資分析に必要なテーマを完全フォロー。
第1部のテーマは日本のクレジット市場の歴史と特徴を概観した上で、事業プロフィール分析、キャッシュフローと流動性リスクの分析、クレジット・サイクルと財務レバレッジ、システミック・サポート、会計問題、M&A・経営統合・LBOに伴うイベント・リスク等が中心である。
第2部では、システミック・サポートによる救済事例として、エルピーダメモリ(1回目の経営危機)、オリンパス、および東京電力を、破綻事例として、マイカル、日本航空、ウィルコム、エルピーダメモリ(3回目の経営危機)を取り上げる。
第3部は日本の格付、市場の停滞、日本の社債、CDS、ローン市場それぞれが抱える問題、ならびに日本のクレジット市場を歪めてきた要因について論じる。