企業再生のための経営改善計画の立て方〈第2版〉

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公益財団法人日本生産性本部企業再生支援コンサルティングチーム

定価(紙 版):2,640円(税込)

発行日:2013/04/09
A5判 / 232頁
ISBN:978-4-502-48050-8

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本の紹介
企業再生の現場は泥臭くて実戦的。すべての再生支援者のための、事例を多用した即使える本。第2版はショート事例を追加するとともに、現在の経済情勢を踏まえて見直しを図る。

目次


企業再生のための
経営改善計画の立て方<第2版>

目次

 改訂にあたって
 プロローグ

 序 章 本書の基本構想
  1 経営と経営学についての私見
   (1) 経営は実践である
   (2) 経営(マネジメント)の定義と理解 ……ほか
  2 事業の経営
   (1) 経営の本質は事業にある
   (2) 6つのビジネスパターンを考察する
  3 成長について考える
   (1) 超成熟化社会での成長戦略
   (2) 自社(事業)の成長率 ……ほか
  4 企業再生支援コンサルティングの勘どころ
   (1) 売上がすべてを癒す
   (2) 縮小均衡の繰り返しでは企業存続の芽はない ……ほか
  5 本書の作業概要
   (1) 通常の経営診断のプロセス
   (2) 企業再生支援の経営診断プロセス ……ほか

第1部 経営実態の把握
 第1章 経営環境の把握―環境変化と業種特性
  1 環境変化の把握のポイント
   (1) マーケットの需要の大きさと成長性
   (2) マーケットニーズの変化 ……ほか
  2 業種特性の把握と事業再生のポイント
   (1) 小 売 業
   (2) 卸 売 業 ……ほか

 第2章 決算書を読みきる―収益構造と財務体質の評価
  1 長期時系列分析
  2 比較貸借対照表,比較損益計算書分析
  3 財務比率分析のポイント
   (1) 収益性分析
   (2) 安全性分析 ……ほか
  4 損益分岐点分析
  5 経常利益増減要因分析
  6 キャッシュフロー分析
  7 キャッシュフローによる借入金返済と経常利益目標
   (1) どこまで借入金を圧縮する必要があるか
   (2) 資産売却で返済原資を生み出せないか ……ほか
  8 修正実態貸借対照表
  9 連結財務諸表分析

 第3章 本業で生き残れるか―事業・経営機能の評価
  1 事業ライフ・サイクルと成長戦略
  2 事業ドメインの確立
  3 成長戦略の方向性
  4 事業・経営機能の評価手法
   (1) SWOT分析
   (2) ABC分析 ……ほか
  5 事業構造の変革
   (1) 事業ポートフォリオ分析
   (2) 事業ポートフォリオ分析の適用方法 ……ほか

 第4章 見えない経営資源を評価する―組織マネジメントの評価
  1 組織マネジメントとは
  2 組織マネジメントの重要性
  3 組織マネジメントから見た停滞企業の特徴
  4 組織マネジメントの評価方法~その1~
  5 組織マネジメントの評価方法~その2~
  6 組織内の信頼関係の大切さ
  7 組織維持三原則と組織マネジメント実務三原則
   (1) 組織維持三原則
   (2) 組織マネジメント実務三原則
  8 意識改革と実践

 第5章 このままいったら業績がどうなるかを見る―成行き業績予測
  1 成行き業績予測とは
  2 売上高の予測
  3 損益予測
  4 損益分岐点方式による成行き業績予測
  5 成行き業績予測による経営課題の抽出

 第6章 一点を押さえて全景を変える
       ―企業再生のための重要経営課題の確立
  1 経営課題の分類・整理
  2 重要経営課題の確立

 第7章 ショート事例
  1 収益構造の特性をみる
   (1) 3つの収益構造の特性
   (2) 売上高増減が利益増減に与えるインパクト・モデル
  2 簡単にわかる収益性指標~利益の出る賃率生産性倍率とは~

第2部 中期経営改善計画書の策定
 第1章 工事業A社(設備工事)の事例
       ―建設不況下で3期連続赤字からの脱却

 第2章 サービス業B社(温泉旅館)の事例
       ―オーナー経営における企業再生

 第3章 卸売業C社(医薬品卸)の事例
       ―企業に考えさせるコンサルティング

 第4章 製造業D社(食品メーカー)の事例

 第5章 卸売業E社(ガラス卸)の事例

 第6章 小売業F社(ホームセンター)の事例




著者プロフィール 〈編者紹介〉
公益財団法人日本生産性本部
企業再生支援コンサルティングチーム

(公財)日本生産性本部の専属経営コンサルタントを中心に公認会計士,弁護士などの専門家により組織されたチームであり,企業等の自力再生の支援をミッションの中心として活動をしている。
SOS(Strategic Operation for Survival)チームという愛称で,100社を超える要注意先・要管理先・破綻懸念先レベルの中堅・中小企業のサバイバル処方箋策定とその指導を行ってきた実績がある。























著者紹介

公益財団法人日本生産性本部企業再生支援コンサルティングチーム(こうえきざいだんほうじんにほんせいさんせいほんぶきぎょうさいせいしえんこんさるてぃんぐちーむ)

担当編集者コメント
初版刊行から10年弱。まさにロングランを続けてきた好評書籍の改訂です。中小企業金融円滑化法が期限切れとなり,その影響が懸念されています。しかし,企業再生のやり方が変わるわけではありません。経営を見つめ直し,再生を図りたいという経営者の気持ち,そしてそれを支える金融マン等の支援があってこそ。教科書どおりにはいかない再生の現場感が伝わってくる本です。