コーポレートベンチャーキャピタルの実務

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倉林 陽

定価(紙 版):2,420円(税込)

発行日:2017/10/20
A5判 / 176頁
ISBN:978-4-502-23851-2

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本の紹介
事業会社によるベンチャー企業への投資であるコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)について、現在も日米の第一線で活躍している実務経験豊富な著者が成功の秘訣を説く。

目次


コーポレートベンチャーキャピタルの実務
目次

第1章 CVCが求められる背景
     ―なぜ,今,CVCが必要なのか?―
1 日本のIT業界の凋落とオープンイノベーションの必要性
2 米国のイノベーションを支えるエコシステム
  2.1 米国VCの歴史と経済貢献  
  2.2 VCのビジネスモデル  
  2.3 米国VCファンドの動向  
  2.4 米国のベンチャーキャピタリスト  
3 米国CVCの発展の歴史と現状
  3.1 米国CVCの歴史  
  3.2 米国CVCの現状  
4 日本のベンチャー市場とCVCの発展
  4.1 日本のベンチャー市場とVCの歴史・現状  
  4.2 日本のCVCの歴史・現状  

第2章 CVCの設立と戦略
     ―米国先行研究のまとめ―
1 オープンイノベーションにおけるCVCの位置付け
  1.1 オープンイノベーションの定義,意義  
  1.2 オープンイノベーションの手段  
2 CVCの定義とメリット
  2.1 CVCの定義と手段  
  2.2 CVCのメリット  
  2.3 CVCのタイプ別分類  
  2.4 ベンチャー企業にとってのCVCのメリット  
3 CVCの成功要因
  3.1 本体企業との良好な関係と独立した意思決定  
  3.2 VCスキル,VC投資経験  
  3.3 報酬形態  
  3.4 本体企業のコミットメント  
  3.5 CVCの目的  
4 投資形態と事例
  4.1 VCファンドへの投資  
  4.2 CVCの運用をVCに委託  
  4.3 CVCの運用,自己勘定ベンチャー投資  
  4.4 CVC投資事例  

第3章 CVCの運用
     ―実務上のベストプラクティス―
1 案件発掘(Deal Sourcing)
  1.1 VCの投資案件発掘  
  1.2 VCによる共同投資  
  1.3 CVCの投資案件発掘  
2 投資検討:デューデリジェンス(Due Diligence)
  2.1 VCのデューデリジェンス  
  2.2 CVCのデューデリジェンス 
3 投資実行(Execution)
  3.1 CVCの投資額,投資持分  
  3.2 戦略的リターンの獲得  
  3.3 ファイナンシャルリターンの獲得  
4 投資先の支援と管理(Monitoring)
  4.1 VCの投資先支援と管理  
  4.2 CVCの投資先支援と管理  
5 投資回収(Exit)
  5.1 本体企業による買収  
  5.2 ファイナンシャルリターンの回収 

第4章 発展するベンチャー・エコシステム
1 米国ベンチャー企業の経営手法
  1.1 米国ベンチャー企業の競争力と成長戦略  
  1.2 米国ベンチャー企業のExit  
2 日本のベンチャー業界の発展
  2.1 日本の成長企業経営者のプロフィール  
  2.2 日本のベンチャー市場動向  
  2.3 日本のベンチャー企業のExit  
3 日本のインターネットサービス企業のパフォーマンス分析
  3.1 分析対象企業  
  3.2 財務分析  
  3.3 分析結果  

第5章 日本のCVCの現状
     ―運用形態と実績に関するヒアリング調査と分析―
1 実態調査対象企業
2 運用形態に関するヒアリング内容と結果
  2.1 日本のCVCの基本情報  
  2.2 日本のCVCの投資パフォーマンス  
  2.3 日本のCVCの組織形態等  
3 CVCの成功要因分析
  3.1 成功要因分析のための仮説設定  
  3.2 日本のCVCでの検証結果  
  3.3 分析結果のまとめと精度向上のための課題 
 
第6章 日本のCVCの発展に向けて
1 本書のまとめ
  1.1 拡大する日米IT企業の格差  
  1.2 オープンイノベーションの価値  
  1.3 米国CVCの成功要因の有効性  
2 日本のCVCへの提言
  2.1 日本のベンチャーエコシステムの発展  
  2.2 制度改革による動機づけシステムの最適化  
参考文献
事項索引  



著者プロフィール
倉林 陽(くらばやし あきら)
Draper Nexus Ventures マネージングディレクター
1974年東京都生まれ。同志社大学博士(技術・革新的経営)。ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営大学院(MBA)修了。東京大学Executive Management Program修了(第17期)。1997年富士通㈱入社。経営企画室にて、Wa1den International]apanへの出向を含むコーポレートベンチャーキャピタル業務を担当後,2003年に三井物産㈱に入社。情報産業本部戦略企画室投資事業開発チームを経て,シリコンバレーにMitsui & Co. TechnologyInvestment Groupを設立。Directorとして駐在し,米国ベンチャー企業への投資,事業開発業務を担当。MBA留学後,Globespan Capital Partnersの日本代表を経て,2011年にsalesforce.comに入社。SalesforceVentures初代日本投資責任者として投資先20社とのエコシステムを構築し,Gold ISV Partner3社を含む主要パートナー企業を創出。2015年よりDraper Nexus Venturesに参画し,マネージングディレクター就任。現在投資先の㈱チームスピリット,㈱フロムスクラッチ,㈱サイカ,UPWARD㈱,toBe マーケティング㈱,モビンギ㈱,㈱カケハシ,㈱マツリカの社外取締役,及び㈱FOLIOの取締役会オブザーバーを務める。



















著者紹介

倉林 陽(くらばやし あきら)